種雄牛選抜の最終関門 ~「産肉能力検定(現場後代検定法)」がスタート(前編)

ページ番号2010800  更新日 令和6年6月13日

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 黒毛和種の候補種雄牛の現場後代検定がスタートしました。

 候補種雄牛とは、産肉能力、体型及び血統等に優れた父牛と母牛から計画的に生産されたエリート牛。将来優秀な子牛を生産するため凍結精液を生産する種雄牛の候補のことです。子牛の時から繰り返される選抜を勝ち抜き、基幹種雄牛になれるかどうかの最終関門が現場後代検定です。

 現場後代検定法は、現場(肥育農家)で、後代(候補種雄牛の子牛=調査牛)を各農家の手法で肥育し、その枝肉の調査結果から候補種雄牛の産肉能力を評価する方法で、岩手県では候補種雄牛1頭当り20頭の調査牛で検定を行っています。

 この現場後代検定の調査牛を肥育農家に引き渡す一大イベント、「現場後代検定調査牛あっせん会」が、令和6年4月12日、5月7日、同10日に、JA全農いわて中央家畜市場等において開催されました。

 あっせん会の内容については…後編につづく

  • 選抜される候補種雄牛産子の写真

    選抜される候補種雄牛産子たち

  • 関係機関・肥育農家が牛を評価する様子の写真

    関係機関・肥育農家が牛を評価する様子

(畜産研究所種山畜産研究室 技師 佐々木 優希)

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