日本短角種の2シーズン放牧試験に取り組み始めました
外山畜産研究室では、日本短角種の放牧試験を行っており、令和6年度から、2シーズン放牧肥育試験に取り組み始めました。
日本短角種の子牛は、多くが春に産まれて夏の間に母牛と一緒に放牧されます。9か月齢となる秋からは母牛から離れ、畜舎で配合飼料を給与し肥育される方法が一般的です。
2シーズン放牧肥育試験では、18か月間を予定している肥育期間中に訪れる夏期に、畜舎からもう一度、山に放牧し、2回目となる放牧中でも体重を十分に増加させる技術を確立することを目的のひとつとしています。
配合飼料価格が高騰を続けている現在、この技術が確立されれば、エサ高に対応できる日本短角種の肥育コスト削減が期待できます。


(畜産研究所外山畜産研究室 主任専門研究員 大森 祐一郎)
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