総合的な学習で岩手の畜産を研究 ~ 筑波大学付属駒場中学校の生徒による取材を受けました
畜産研究所では、令和6年5月23日、筑波大学付属駒場中学校(東京都世田谷区)の3年生の生徒11名による校外学習の取材を受け入れました。取材テーマは「岩手の畜産」、「肉用牛に使用される飼料」の二つでした。
室内での質疑応答による取材では、「飼料価格高騰では研究所や農家は実際にどう対応しているのか?」、「世界的な需要増により飼料用トウモロコシの国内生産を上げるための方策は?」等と、事前調査の徹底ぶりを感じさせる鋭い質問もありました。
屋外では、肉牛舎において日本短角種の種雄牛造成、日本短角種肥育牛の配合飼料節減の試験、黒毛和種肥育牛のトウモロコシサイレージ長期給与の試験を担当研究員から説明し、質疑応答しました。また試験圃場や1番草の収穫中の採草地、堆肥化施設も見学し、岩手県に適する飼料作物や、飼料づくりに何が重要かということの理解を深めていました。
取材活動をきっかけに岩手や日本の畜産に関心を持っていただき、将来畜産の発展に貢献する方が出てくることを願います。
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室内取材の様子
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屋外取材にて日本短角種種雄牛に触ってみる中学生
(畜産研究所家畜飼養・飼料研究室 室長 多田 和幸)
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