猫塚修一上席専門研究員が3回目の北日本病害虫研究会賞受賞!

ページ番号2006752  更新日 令和5年2月28日

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 令和5年2月21~22日、第76回北日本病害虫研究発表会が開催され、病理昆虫研究室の猫塚修一上席専門研究員が「第15回北日本病害虫研究会賞『研究報文部門(病害分野)』」を受賞しました。この研究会賞は、病害虫防除並びに農薬に関する知識の向上及び普及を図り、北日本地域における農業の発展に顕著な貢献をした会員を表彰するものです。

 猫塚上席専門研究員は、病害虫防除所に所属していた令和元年度に、当時果樹病害虫の発生予察調査を担当していた名久井一樹主任主査(現・宮古農業改良普及センター)、遠藤歩美主任主査(現・盛岡広域振興局農政部)とともに投稿した論文の価値が評価されました。

 表彰論文のタイトルは「リンゴ黒星病の発生に関するリスク要因分析」で、病害虫防除所の過去30年間の巡回調査結果及びアメダス気象データを用いた統計解析により、黒星病の発生は「前年秋期の発生」及び「感染好適日の早期出現」が多発のリスク要因となることを解明したものです。

 当センター職員の受賞は8回目で、うち猫塚上席専門研究員の受賞は今回で3回目となりました。受賞した猫塚上席専門研究員は「県内外で発生拡大する黒星病の防除対策を立案するために、手持ちの調査データを使って分析した論文でしたが、会員の皆様から支持して頂いたことは誇りに思います。また、研究発表会での情報交換が論文として取りまとめる際には役立ちました。」と、歓びの言葉とともに、若手会員に向けたメッセージを話してくれました。

表彰状の写真
表彰状
  • 表彰式の様子の写真

    表彰式の様子

  • 中南所長と猫塚上席専研の写真

    農業研究センター中南所長への報告

(生産環境研究部 首席専門研究員兼病理昆虫研究室長 藤沢 巧)

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