いちごの促成栽培用品種「恋みのり」の収穫が始まっています

ページ番号2004453  更新日 令和4年1月24日

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 陸前高田市にある南部園芸研究室では、岩手県の気候に適したいちごの品種選抜に関する研究に取り組んでおり、促成栽培用品種として農研機構九州沖縄農業研究センターが育成した「恋みのり」の適応性を調査しています。

 今シーズンは、育苗期間中の花芽形成が良好で順調に生育しており、既に12月中旬から収穫が始まっています。本県で主に栽培されている「紅ほっぺ」や「さちのか」よりも早く収穫できることから、「恋みのり」の有望性が見えてきています。新しい花も次々と開花しており、6月末まで収穫できる見込みです。

 「恋みのり」は収穫開始が早いだけでなく、果実の形の揃いが良いことや、大粒で収穫・調製の作業時間が少なく省力的であることなど、良好な特性を備えています。今後も本県で栽培した場合の収量や果実品質、生育特性などを明らかにしていき、「紅ほっぺ」や「さちのか」とも比較しながら評価していく予定です。

  • いちご品種「恋みのり」の生育状況の写真

    「恋みのり」の生育状況(令和4年1月上旬)

  • 「恋みのり」の実の写真

    「恋みのり」は大粒で揃いがよく、食味も良好です

(園芸技術研究部南部園芸研究室 専門研究員 佐藤 聡太)

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