JAいわて平泉なす生産部会長から岩舘主査専研に感謝状贈呈!

ページ番号2004455  更新日 令和4年1月24日

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 令和3年12月1日、JAいわて平泉なす生産部会(千葉昭義部会長)の全体研修会でサプライズがありました。
 「あなたは なす小陥没症の発生原因を見事究明され いわて平泉なす生産部会の振興に 多大な貢献をされました よってその功績を讃え深く感謝の意を表します」

 病理昆虫研究室の岩舘康哉(いわだて・やすや)主査専門研究員は、同JA管内のなす産地で近年問題となっていた原因不明の「果実小陥没症」について、現地の調査と原因究明に精力的に取り組み、なすの葉に生じる「褐色斑点病」(カビ)の胞子が葉裏からなす果実に降り落ちて発生することを世界でいち早く解明しました。そして、果実障害の発生時期及び重点防除時期の解明、有効薬剤の探索及び登録促進など多くの成果を産地に提供しました。

 その結果、生産者によっては収穫果実の7割を廃棄していた産地での被害が現在ではほぼ解消され、同JAでは多くの野菜が単価安で厳しい状況にある中、なすは単価安にも負けず本年度の販売目標を達成することができたとのことです。

 今回、岩舘主査専研はじめ関係者の取組をご評価いただきましたが、生産者の皆さまからの感謝状は、どんな表彰にも代えがたく、尊く、ありがたいものです。我々農業研究センターの職員一同は、今後も地域の要望に応じた技術開発と課題解決に取り組み、本県農業の生産性と収益性向上に貢献できるよう、生産者目線で頑張っていきたいと意を新たにしたところです。

  • 岩舘主査専研と千葉部会長の写真

    感謝状授与(岩舘主査専研と千葉部会長)

  • 感謝状の写真

    感謝状

(生産環境研究部病理昆虫研究室 首席専門研究員兼病理昆虫研究室長 藤沢 巧)

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