種雄牛・初めての健康診断!! ~ 種畜衛生検査が行われました

ページ番号2004640  更新日 令和4年2月8日

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 令和元年7月16日、これからの活躍が期待される若い種雄牛候補たち13頭の種畜衛生検査が行われました。

 雄牛が種雄牛として活躍するには、まずは健康でなければなりません。その理由は、“結核病”、“ブルセラ病”、“ヨーネ病”、“牛カンピロバクター症”、“トリコモナス病”といった伝染性の病気を持っている雄牛の精液を交配すると雌牛に感染し、元気な子牛が産まれなくなってしまうからです。人気の高い種雄牛の場合には、その悪影響は計り知れません。そこで、種雄牛は法律で年1回の検査が義務付けられています。

 当日は、家畜保健衛生所の職員が血液などの検査材料を採取しました。13頭の牛たちにとっては、今回の検査が初めての経験なので、びっくりして落ち着きがなくなったり、緊張してしまう牛もいましたが、普段から世話をしてくれている職員に励まされ、無事に検査を終えることができました。結果は全頭「健康」で、種雄牛になるための関門を1つ突破したことになります。

 私も管理する獣医師として、より良い種雄牛造りに向け、適切な管理に日々努めていきたいと思います。

  • 牛カンピロバクター症の検査の様子の写真

    牛カンピロバクター症の検査
    陰茎を包む周りの皮ふのヒダの中を洗浄して液を回収

  • ブルセラ病とヨーネ病の検査の様子の写真

    ブルセラ病とヨーネ病の検査
    しっぽから採血を行う

(畜産研究所種山畜産研究室 上席専門研究員 平間 ちが)

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