前山薫上席専門研究員が「全国農業関係試験研究場所長会研究功労者表彰」を受賞

　令和元年6月20日、農業経営研究室の前山薫上席専門研究員が、東京都港区赤坂において全国農業関係試験研究場所長会から研究功労者表彰を受賞しました。令和元年度研究功労者表彰の受賞者12名中で最年少、かつ社会科学系では唯一の受賞となりました。

　受賞した業績内容は、以下のとおりです。

1. 農業経営者の効率的・効果的な経営意志決定を支援するシステムの開発に携わり、技術体系の構成要素となる膨大かつ個別詳細なデータを網羅しデジタル化した「農業技術体系データ作成ブック」を開発し、「生産技術体系2005年版（52品目125体系）」を整備したこと。
2. 農研機構中央農業総合研究センターとの共同研究により、Webブラウザ上で複数作物を組み合わせた場合の収支・所得等をグラフや表形式で表示可能な「農業技術体系データベース・システム」を開発したこと。

　なお、生産技術体系は、2010年版（42品目83体系）、2015年版（42品目94体系）と定期的に見直しを図っています。また、農業技術体系データベース・システムは、今後スマート農業技術の評価等に活用される見込みとなっております。

（企画管理部農業経営研究室　室長　及川 浩一）