畜産の未来を担う?筑波大付属駒場中学校3年生が来室

ページ番号2004656  更新日 令和4年2月8日

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 令和元年5月22日、新緑の季節を迎えた種山畜産研究室に珍しいお客さんがいらっしゃいました。筑波大学附属駒場中学校3年生の皆さんです。
 学校の授業でアメリカの大規模畜産農業について学んだ皆さんは、日本の肉用牛についてどのように改良が行われているのか、飼養環境はどのようになっているかといった事に興味を持ち、「総合的な学習の時間」を利用してはるばるやってきたのでした。

 まず最初に、研修室で本県の種雄牛造成の仕組み等について説明しましたが、予定時間をオーバーするほど次から次へ鋭い質問が飛び出し、その理解の速さと関心の高さに大変驚きました。
 続く見学では、直接検定牛舎でまだ子牛の種雄牛候補を可愛がり、肥育牛舎で肥育開始時と出荷直前の牛を見比べて約1年半で500~600kgも重くなる事に驚き、種雄牛舎では成熟して迫力のある種雄牛を間近にして少しだけ怖そうな表情を浮かべ、普段見ることのない様々な発育段階の牛との触れ合いにとても楽しそうでした。

 皆さんが種雄牛造成の説明から見学までとても積極的に興味を持ってくれたので、案内した私も楽しいひと時を過ごしました。こういった機会を通じ、未来を担う若い世代に畜産への理解が深まってくれたかなと嬉しく思った1日でした。

  • 種雄牛造成の仕組みについて説明中の写真

    種雄牛造成の仕組みについて説明

  • 種雄牛の迫力に驚く中学生の写真

    種雄牛の迫力に驚き

(畜産研究所種山畜産研究室 専門研究員 羽田 雅紀)

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