日本短角種の牧野巡回をしました ~種雄牛候補の選抜と親子判定~
畜産研究所では、毎年7~8月にかけて県内各地の牧野を巡回し、日本短角種の雄子牛の中から将来の種雄牛候補を選抜しています。
また、候補牛とその父牛・母牛との親子関係を確認するため、血液の採取を行っています。
日本短角種では、1頭の種雄牛と複数の雌牛を同じ牧野で飼養し、自然交配によって繁殖を行う方式が一般的で、毎年5月頃に放牧されます。
種雄牛候補の選抜では、体型や発育に加え、血統情報から算出する近交係数や産肉能力に関する育種価なども評価します。そのため、血液から抽出したDNA(遺伝情報)を用いて候補牛の父牛・母牛を確認する親子判定は、正確な選抜を行う上で欠かせない作業となっています。
牛たちは自然豊かな牧野で、のびのびと牧草を食みながら育っています。
今年の牧野巡回においても、生産者をはじめ、関係機関・団体の皆様のご協力により、種雄牛候補の選抜と対象牛の採血を円滑に行うことができました。
畜産研究所では今後も、日本短角種の生産基盤を支えるため、親子判定技術の活用や育種改良に関する試験研究に取り組み、その発展に貢献していきます。
(畜産研究所 家畜育種研究室 技師 小國 雅輝)
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