送風ミストは本当に涼しいのか?~乳牛の暑熱対策効果を検証中~

ページ番号2012834  更新日 令和8年7月13日

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 近年の地球温暖化に伴う夏季の高温化により、乳牛の暑熱ストレスが増大し、7~9月の乳量や乳質の低下に加え、繁殖成績の悪化が顕著になっています。

 酪農の現場では、送風機による換気の強化、遮光資材の設置、牛舎屋根への石灰塗布、ミスト散布など、さまざまな暑熱対策が実施されています。

 しかし、換気が不十分な牛舎では、ミストの使用によって牛舎内の湿度が上昇し、乳牛の暑熱ストレスを増大させる場合もあります。

 そこで、畜産研究所では、フリーストール牛舎において、送風とミストを組み合わせた暑熱ストレス軽減効果の検証を行っています。送風ミスト稼働時の牛舎環境下で、搾乳牛の行動(採食、反芻、横臥)、体表面温度及び呼吸数を調査するとともに、牛舎内の温湿度や風速との関連性について解析しています。

 今後は、暑熱ストレスが特に厳しくなる9月まで継続して効果検証を行うとともに、現地農場での事例調査を併せて行い、これらの結果をもとに、酪農の現場に活用できる効果的な暑熱対策技術や評価指標の確立に向けて研究を進めます。

 

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図1 送風ミスト稼働状況
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図2 サーモカメラで体表面温度を撮影

(畜産研究所 家畜飼養・飼料研究室 専門研究員 依田 龍輔)

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