ブロッコリー品種審査会(初夏どり)が開催されました
現在、岩手県農業研究センター野菜研究室では、水田転換畑でのブロッコリーの生産性向上を目的として研究に取り組んでいます。ブロッコリーは、令和8年4月に、国民が生活する上で重要な野菜として農林水産大臣が定める「指定野菜」に追加され、生産拡大の機運が高まっているところですが、本県の気象条件にマッチした品種は少ないため、品種選定には大変苦慮しています。
そこで、本県で栽培可能な有望品種の選定も目的のひとつとして、去る6月18日、本センターを会場に、一般社団法人日本種苗協会の主催の第77回全日本野菜品種審査会(ブロッコリー 初夏どり)が開催されました。
本県での審査会の開催は令和6年度の秋まきたまねぎ以来で、今回、初めてブロッコリーを対象に開催ました。野菜研究室では、審査用のブロッコリー25点について、令和8年3月上旬に播種、4月上旬に定植し、病害虫防除や雑草防除など、随時管理作業を継続してきました。
今年のブロッコリーの生育は、春先に強風の影響を受けたものの、その後は天候に恵まれ、品種の特性を評価できる状態まで生育させることができました。
審査会では、官公審査員や種苗メーカー等17名が、立毛審査及び収穫物審査を実施しました。その結果、1等特別賞の「BL交配 BL5-469」他、合計7点が入賞品種に選定されました。
審査会での入賞品種が現地の安定生産に貢献する日を夢見て、今後も品種選定試験を継続する予定です。
(園芸技術研究部 野菜研究室 主任専門研究員 熊谷初美)
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