夏の暑さに負けないペースト二段施肥の実現に向けて

ページ番号2012714  更新日 令和8年5月25日

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 近年、環境への配慮からプラスチック被覆肥料の使用量を削減する動きが広まっています。そこで土壌肥料研究室では、プラスチック被覆肥料を使用しない省力的な「ペースト側条二段施肥」の試験を実施しています。

 近年、夏季の高温により白未熟粒が増加し、玄米品質が低下する事案が見られています。令和6年度の研究成果では、出穂期の窒素栄養状態が白未熟粒の発生程度に影響することが報告されており、この時期の稲体窒素濃度・吸収量を高めることで白未熟粒の発生を抑えられる可能性が示されました。

 このため昨年度から、ペースト側条二段施肥の下段の施肥割合を増やすことで、幼穂形成期頃に吸収される窒素量を増やし、収量を低下させることなく白未熟粒の発生を抑えられるか検討しています。

 高温条件下でも安定した玄米収量・品質を確保できる産地の形成に向け、施肥技術でもサポートできるよう研究に取り組んでいます。

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写真1 上下段の施肥量を確認している様子
(撮影日:2026年5月19日)
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写真2 二段施肥田植機による移植作業
(撮影日:2026年5月19日)

(生産環境研究部 土壌肥料研究室 専門研究員 小原 悠輔)

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