令和6年度第2回岩手県農業研究センター所長表彰を行いました
令和7年3月13日、農業研究センター本部(北上市)で、「令和6年度第2回岩手県農業研究センター所長表彰」の表彰式を行いました。この表彰は、有益な研究・発明を行い優秀な成果をあげた職員や、事務の改善・効率化に貢献した職員、あるいは担当業務に熟練・精励し長年に渡って職場に貢献した職員を表彰するものです。
今回の表彰では、個人6名及び6グループ(合計22名、表彰受賞者一覧を参照)に対して、当センター佐藤所長から表彰状が授与されました。
表彰受賞者一覧
企画管理部総務課 及川由香、伊藤美智代
当センターの設置から四半世紀が経過する中、受変電設備の更新や照明のLED化とともに不要物品の計画的な処分や空きスペースの有効利用などに取り組み、職場の環境改善に貢献した。
生産基盤研究部生産システム研究室 尾形 茂、伊藤信二、多田周平、西野哲仁
令和7年度にデビューする新品種「白銀のひかり」の一般栽培用種子について、関係機関と連携し必要な良質種子を機動的に確保し、計画的な新品種の普及に貢献した。
園芸技術研究部果樹研究室 佐々木俊洋
消費者の人気が高く栽培面積が増加している「シャインマスカット」について、摘粒作業及び新梢管理作業を削減できる技術を体系的に提示し、管理作業の大幅な省力化に貢献した。
園芸技術研究部野菜研究室 松橋伊織、藤尾拓也
本県の夏秋ピーマンで問題となっている軟化腐敗果の発生に対し関係団体と連携して調査を行い、対策技術の提示により産地の課題解決に貢献した。
園芸技術研究部花き研究室 中里 崇
夏季高温条件下でも着色等に優れる切り花向け青色りんどう品種「いわてEB-5号」を育成し、8月盆需要期の安定出荷が期待できる品種構成の充実に貢献した。
生産環境研究部土壌肥料研究室 横田紀雄、小黒澤清人
企画管理部総務課 伊藤美智代、齋藤善民
無線LAN環境を本館以外や試験圃場まで拡大し、各種センサーやカメラを設置してスマートフォンで休日・早朝の出勤可否を判断できるよう「見える化」を図り、職員の働き方改革の推進に貢献した。
生産環境研究部土壌肥料研究室 佐々木俊祐
水田土壌における20年間の有機物長期連用試験のデータを粘り強く解析し、新たな知見として成果を取りまとめ今後の水稲の肥培管理指導に貢献した。
生産環境研究部土壌肥料研究室 小野寺真由、千田愛貴
全国一斉の「地力調査」において多数の現地調査や増大する分析業務に対応し、綿密な実施計画を立て適切な作業調整を行い事業目標達成に貢献した。
生産環境研究部病理昆虫研究室 猫塚修一
園芸技術研究部果樹研究室 河田道子
県南部を中心に問題となっているりんご急性衰弱症について、関係機関と連携して長年不明であった発生要因を解明し、防除対策の確立に貢献した。
生産環境研究部病理昆虫研究室 村上珠利
トマトの難防除害虫であるヒラズハナアザミウマについて関連する試験研究課題を実施する中で、当該課題の研究に加え果実被害の品種間差異を新たな知見として成果に取りまとめ防除指導に貢献した。
病害虫防除部病害虫防除課 廣田志紀子
新たに発生が確認されたトマトキバガとクロゲハナアザミウマについて、発生状況と対策を防除技術情報として迅速に取りまとめ、現地での防除指導に貢献した。
病害虫防除部 小松可純
農薬取締法に基づく農薬販売店立入検査にあたり、率先して検査計画を策定し早期に販売店を訪問することで効率的な検査の実施に貢献した。
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佐藤所長(左)から賞状を授与
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受賞者代表の佐々木俊祐 専門研究員(中央)
(企画管理部研究企画室 主任専門研究員 伊勢 智宏)
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