大豆・小麦の効果的な排水対策の普及に向けて
令和7年1月17日、東北農業研究センター(盛岡市厨川)において、「大豆・小麦の収量向上対策支援コンソーシアム(スマート農業技術活用産地支援事業、代表機関:農研機構東北農業研究センター)」令和6年度第2回推進会議が開催されました。
この事業は、スマート農業産地形成実証事業(令和4~5年度)として北上・花巻地域で実施した「センシング技術を活用した大豆・小麦の効果的な排水対策技術」を、岩手県全域に普及させることを目的に取り組んでいるもので、当研究室も支援チームに入っています。
会議では、支援経営体の有限会社ファーム菅久(雫石町)・農事組合法人金田一営農組合(二戸市)、産地関係者(全農岩手県本部、盛岡・二戸農業改良普及センター)と支援チームで、導入支援活動の振り返りと今後の普及活動について意見交換しました。本年度は、支援経営体における排水対策技術の導入は概ね問題なく実施でき、排水対策の効果についての実感も得られたようです。また、更なる普及にむけてはYouTubeによる情報発信の意見が出るなど、有意義な情報交換の場となりました。
当研究室は、令和7年度も支援チームの一員として、引き続き技術の導入支援に向けた検討を行っていきます。

(企画管理部農業経営研究室 上席専門研究員 藤澤 真澄)
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