北東北で初!天敵利用研究会が岩手県で開催されました
天敵利用研究会は、農作物の害虫に対する生物的防除やIPM(総合的病害虫・雑草管理)に関する研究を行っている関係者(都道府県、国、大学、企業等)をはじめ、生産者、普及関係者等が参加し、その研究と技術普及に関する情報交換を主な目的として開催されているものです。33回目となった今回は、岩手県が北東北で初めての開催地となり、令和6年12月9・10日の両日、盛岡市において全国各地から160名以上の参加者を迎えて開催されました。
開催に当たっては、農研機構東北農業研究センターの植物防疫部門が事務局となり、準備が進められてきましたが、本県開催ということで、当センターの病理昆虫研究室職員も準備段階から協力し、大会当日は、農業普及技術課農業革新支援担当の職員の協力も得て、運営に当たりました。
一般講演では、当センターから施設ピーマンでの新たな天敵製剤利用の試みと、岩手県の現地リンゴ園における土着カブリダニ活用の状況の2題について講演し、参加者と交流を深めることができました。
当研究センターでは、今後も天敵利用などの環境にやさしい農業技術の開発に取り組んで参ります。

(生産環境研究部病理昆虫研究室 病理昆虫研究室長 加藤 真城)
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