水稲新品種「岩手141号」の説明会が開催されました
農業研究センターが育成した水稲新品種「岩手141号」を、生産者と関係機関に紹介する説明会が、久慈農業改良普及センターの主催で令和6年11月28日に久慈地区合同庁舎で開催されました。
はじめに、普及センターから管内に設置されたモデルほ場での生育状況に関して説明がありました。主力品種「いわてっこ」に比べて耐倒伏性と収量が優ることや良食味であることが紹介され、モデルほ場担当農家は「いわてっこと同様の管理で問題無く栽培でき、翌年も作付けしたい」と意欲的な様子でした。
また、参加者からは病害虫への耐性について質問があり、当研究所から穂いもち抵抗性が“やや強”であり当面通常の防除を行う必要があること、割れ籾が発生するのでカメムシ防除を実施する必要があること等を回答しました。
最後に試食会が開催され、「いわてっこよりも粘りがある」「粒が大きくおいしい」等の感想が寄せられました。
岩手141号作付経営体の募集は、令和6年12月13日(金曜)まで受け付けています。登録要綱等を確認のうえ、作付けを希望する場合は必要書類を各市町村もしくはJAに提出してください(下記リンク先を参照願います)。
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試食会で提供された炊飯米
(左(丸印):いわてっこ、右:岩手141号) -
試食する参加者
(県北農業研究所作物研究室 専門研究員 佐々木 貴法)
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