JICA海外研修員の課題別研修を受け入れました
令和6年11月1日、畜産研究所では独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施する海外研修員受入事業の課題別研修の受け入れを行いました。
本年は、アフリカのマラウイや東南アジアのマレーシアなど5か国から来日した国家の畜産業務に従事する獣医師など6名を対象に、日本短角種の改良や放牧・繁殖管理などについて講義と場内見学を行いました。
午前中の改良に関する講義では、海外研修員から、黒毛和種と日本短角種の肉質の違いや遺伝病である牛筋肉肥大症の原因について質問が出されました。その後、日本短角種の種雄牛群を見学し、群管理されている状況に驚いていました。
午後は外山畜産研究室に移動し、まき牛方式と呼ばれる自然交配による放牧管理方法や放牧地での課題について講義を行い、実際に放牧地を見学していただきました。放牧地では野生動物による獣害被害や放牧期間などについて質問が出されました。
当所での研修が海外研修員の自国における畜産振興の一助となることを期待します。
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日本短角種改良の講義
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放牧地で短角牛の親子と共に
(畜産研究所 次長 児玉 英樹)
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