家畜防疫の所内研修を行いました
令和6年10月21日、畜産研究所では、職員を対象に、高病原性鳥インフルエンザや豚熱の畜産研究所への侵入を防ぐとともに、日頃の衛生管理の徹底により試験研究を安定して行うことを目的とした家畜防疫研修会を開催しました。
講師は、中央家畜保健衛生所の倉澤獣医師に依頼し、豚熱と高病原性鳥インフルエンザの発生状況、消毒薬の種類と特徴、消毒効果を安定して得るためのポイントなどを分かりやすく講義いただきました。
今回の研修では、消石灰による待ち受け消毒や低温時の消毒の留意点などについても詳細な説明がありました。冬季は凍結防止のため踏込消毒槽に消石灰を用いるケースがありますが、その場合でも消石灰のペーハーが強アルカリに維持されていることの確認が大切であり、簡易な測定キットを用いることで確認が可能との知見も報告していただきました。
今回の研修は、毎日の消毒作業を再確認し効果をより高く保つための良い機会となりました。今後も場内の衛生と防疫対策を徹底し、試験成果の発信に努めて行きます。
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所内研修の様子
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講義中の倉澤獣医師
(畜産研究所家畜育種研究室 家畜育種研究室長 茂呂 勇悦)
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