普及組織のパワーアップを応援します ~ 専門技術基本研修(野菜)に協力しました
南部園芸研究室(陸前高田市)では、令和6年9月25日に、県内の各農業改良普及センター採用2年目等の野菜担当普及職員を対象とした、専門技術基本研修を受け入れました。
当日は、7名の受講者に対して、いちごの生理生態や栽培管理について講義をしたのち、促成いちごの定植時期の判定に必要な花芽の検鏡(顕微鏡による観察)方法について研究員が実技指導を行いました。あわせて、南部園芸研究室が研究しているいちごの有望系統の食味評価も行いました。
受講者からは、「普段の活動で接することが少ない、いちごの栽培技術について学ぶことができ知識が広がった」、「花芽検鏡は実際にやってみて難しいものではあるが、定植の判断には重要であることを実感した」などの声が聞かれ、着実にスキルアップに結び付いたようでした。
農業研究センターでは、1年を通じて、園芸技術研究部や生産環境研究部、県北農業研究所で、実習を中心とした研修を受け入れてきました。今後も、普及職員のスキルアップを通して、普及組織のパワーアップを応援します。
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花芽検鏡の実習
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みんなで食味評価を実施
(園芸技術研究部南部園芸研究室 南部園芸研究室長 佐藤 敬)
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