平成29年度普及活動外部評価結果

   農業改良普及センター（以下「普及センター」という。）は、普及指導活動の結果を的確に把握して、その後の効果的な活動に反映させるため、毎年度、普及指導活動の「内部評価」及び「外部評価」を実施しています。
   このうち、「外部評価」は、学識経験者や地域の農業者等を評価委員として、幅広い視点から客観的な評価を得るために、行っているものです。
　 この度、平成29年度の普及活動に対する「外部評価」の結果が、次のとおりまとまりましたので、お知らせします。

実施概要

1. 外部評価を実施した普及センター
   　全普及センター（9普及センター）
   　（注：中央農業改良普及センターでは、県域普及グループと地域普及グループがグループ別に実施）
2. 外部評価実施期間
   　平成30年2月～3月
3. 評価実施者
   　外部評価委員会
   （普及センターが、先進的な農業者や外部有識者から外部評価委員5名以内を選任）
4. 評価の視点
   　 到達目標の数的な達成状況の評価のみならず、普及指導計画、活動方法及び成果、活動体制について 総合的に評価。

評価の概要

　農業者に直接関係する普及指導の「活動内容」については、取組を評価する意見、改善・要望の意見がともに多く、評価員の関心の高さが伺われました。
　「技術指導」や「担い手育成」では、改善を求める意見に比べ評価する意見の割合が高く、普及センターの取組が評価されている一方で、「流通・販売・消費」、「集落営農等の組織育成」は、改善を求める割合が高いため、この分野での一層の取組強化が求められています。
　また、「課題・目標設定」や「実施体制」については、評価の割合が改善の割合を上回っており、現場のニーズを踏まえた課題設定や関係機関団体との役割分担に基づく普及活動体制が評価されたものと考えられます。
　そのほか、「関係機関連携・コーディネート機能」及び「成果の発信・普及」について改善を求める意見が多かったことから、関係機関団体との情報共有や連携をさらに進め、普及活動の取組や成果を広く周知するしくみづくりと、成果の普及定着を意識した普及活動を推進していきます。