貴重な資源を守るために ~ 雑穀種子を缶詰にして長期保存!

ページ番号1026556  更新日 令和2年1月31日

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 県北農業研究所には、付属施設として「岩手県雑穀遺伝資源センター」があり、雑穀遺伝資源の管理を行っています。当研究所では岩手在来の系統を中心にあわ198系統、きび94系統、ひえ126系統、たかきび72系統を保存しています。
 これらの在来系統は優良品種育成のための育種素材としてだけでなく、その土地の食文化や生活を紐解く上で重要な手がかりでもあるため、文化資源としても貴重な材料です。

 植物の種子は長い年月を経て、徐々に発芽能力を失っていきます。そのため、定期的に種子更新を行う必要があり、平成30年度はたかきび72系統について特性把握と種子更新を行いました。
 特性把握にあたっては、稈長や収量性において多様な形質が見られ、今後の育種素材として有望と考えられる系統もありました。種子更新にあたっては、収穫後の種子を乾燥調製し、発芽試験により発芽能力を確認した後、乾燥剤と種子を缶の中に入れ製缶機で密閉し、-20℃で冷凍保存しています。

 今後も、これらの遺伝資源を保存するとともに、有望系統を優良品種の育成に積極的に利用して、雑穀産地の活性化に努めていきます。

(県北農業研究所作物研究室 技師 吉津 祐貴)

発芽状態のたかきびの種子の写真
発芽試験の様子(たかきび)
雑穀種子缶詰作製中の写真
雑穀種子缶詰作製の様子

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