「いわて幸せ作戦会議」(令和8年7月6日)
日 時
令和8年7月6日(月曜日)13時30分から14時50分まで
場 所
県庁3階 第一応接室
出席者
・参加者(敬称略)
大堀 倫果(岩手大学農学部森林科学科 4年/岩手大学環境マネジメント学生委員会)
坂下 慶夏(NPO法人環境パートナーシップいわて 事務局次長)
熊谷 太輔(IGRいわて銀河鉄道株式会社 設備管理所電力G 助役)
佐藤 亮佑(株式会社岩手銀行 地域貢献部 プランナー)
・県側
達増 拓也 知事
竹澤 智 環境生活部理事兼副部長
中里 裕美 企画理事
開会
中里企画理事
ただいまから、県政懇談会「いわて幸せ作戦会議」を開催いたします。
皆様には、御多忙のところ御出席をいただきまして、誠にありがとうございます。
本日は、「若者の実践から考える脱炭素~未来のいいね!を岩手から~」を懇談テーマとして、GXの推進に取り組まれている皆様にお集まりをいただいております。
私は本日の進行を務めさせていただきます、県の企画理事を務めております中里と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
知事あいさつ

中里企画理事
それでは、開会にあたりまして知事から御挨拶を申し上げます。お願いします。
達増知事
皆さんこんにちは。ようこそおいでくださいました。
県政懇談会「いわて幸せ作戦会議」。県政懇談会というのは昔からやっておりまして、知事が岩手県内、各地域各分野で活躍している人の話を直接聞いて県政に役立てるという企画なんですけれども、今「いわて幸せ作戦会議」という名前でやっていますのは、今の県民計画基本目標が、「東日本大震災津波の経験に基づき、 引き続き復興に取り組みながら、 お互いに幸福を守り育てる希望郷いわて」という基本目標なので、「幸せ作戦会議」という名前にしております。
今日のテーマは、GX、グリーントランスフォーメーションということで、環境問題は日々いろんな新しい知識・情報とか、また技術とかいろんなやり方とかが出てきている分野ですし、また、若い世代の方が、よりこれから長い間地球と付き合わなきゃならないので、問題意識が若い人たちほど高いというふうに言われている分野でもあり、若い世代との作戦会議というのが非常に有効な分野だと思っております。
岩手県としても、岩手県内の自然環境はもちろんですけれども、地球全体に対しても、きちっとやっていかなきゃならないということでですね、今日はよろしくお願いいたします。
出席者紹介
中里企画理事
それでは、この後の進め方についてですが、まず私からお一人ずつ、御出席の皆様の御紹介をいたしますので、続けて1分程度の簡単な自己紹介をお願いできればと思います。その後、本日のテーマに沿ってお話をいただきますが、お一人ずつお話が終わった都度、知事がコメントをするというような形で、区切りながら進めさせていただきます。そして最後に、自由懇談の時間も設けたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、座席表に従いまして、本日御出席の皆様を御紹介いたします。まずは、岩手大学農学部森林科学科4年、岩手大学環境マネジメント学生委員会の大堀 倫果さんです。お願いいたします。
大堀 倫果
本日はこのような貴重な機会をいただきありがとうございます。御紹介にあずかりました岩手大学の大堀 倫果と申します。
ただいま4年で、研究室では卒業研究として地域林業の持続的なあり方について研究をしています。
委員会活動では、学生のみんなや、地域の皆様が楽しく環境活動を行えることを目標に日々活動を広げております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
中里企画理事
ありがとうございました。続きまして、NPO法人環境パートナーシップいわて 事務局次長、坂下 慶夏さんです。
坂下 慶夏
本日は貴重な機会をいただきありがとうございます。御紹介にあずかりました坂下 慶夏と申します。
私は大槌町出身で、震災を経験して、自然はいつも私たちを癒してくれるものでもあるけど、時には脅威にもなるっていうことを実感して、もう少し自然には敬意を持って生活していかなきゃいけないっていうのが、今のここで働いている原点となります。
これからも頑張っていきます。よろしくお願いします。
中里企画理事
ありがとうございました。
続きまして、IGRいわて銀河鉄道株式会社 設備管理所電力G 助役の熊谷 太輔さんです。お願いいたします。
熊谷 太輔
ただいま御紹介にあずかりました、IGRの熊谷と申します。
私は鉄道関係の中で、電気部門を担当しておりまして、その中でも鉄路走行に係る部分の電気と、お客様に御利用いただく駅関係のLED電灯設備の修繕とメンテナンスを主にやっております。
直近では、LEDの更新がやはり蛍光灯の生産終了が迫っておりますので、社としてかなり力を入れて今進めているところであります。よろしくお願いいたします。
中里企画理事
ありがとうございました。それでは、株式会社岩手銀行地域貢献部 プランナー、佐藤 亮佑さんです。お願いいたします。
佐藤 亮佑
岩手銀行地域貢献部の佐藤と申します。
私は入行以来営業店で、主に法人営業を担当してまいりまして、3年前からは、本部で脱炭素を含むサステナビリティ経営支援、企業様の経営支援の企画を担当しております。岩手県様との取組で言いますと、県有林のJ-クレジット販売仲介業務、こちらの窓口も担当しております。
本日は貴重な機会をいただきましてありがとうございます。よろしくお願いいたします。
中里企画理事
ありがとうございました。県からは、達増知事、そして、竹澤環境生活部理事兼副部長が出席をさせていただいております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
懇談

<テーマ>
若者の実践から考える脱炭素~未来のいいね!を岩手から~
中里企画理事
それではですね、まず皆様のお手元にお菓子とコーヒーを準備しております。お召し上がりいただきながら、御懇談をいただければと思っております。どうぞお召し上がりくださいませ。
少し私から今日のお菓子の説明をさせていただきます。本日御紹介をいたしますのは、盛岡市にあるNPO法人フラット寺町が運営するファーム仁王の利用者の方が製造したシフォンケーキ、これはプレーンです。シフォンケーキと、コーヒーはファームブレンドになります。どうぞお召し上がりください。
シフォンケーキは、(盛岡)市内4か所にカフェがあるそうですけれども、それ以外にもイベントでも販売されていることがあって、私もよく買って、頂くことがあります。
達増知事
アイーナの中にも確か(お店がありますね)。
中里企画理事
そうですね。ありますね。
あとはコーヒーも、利用者の方が熟練の技で焙煎したコーヒーということですので、是非お楽しみいただければと思います。食べながら懇談を進めていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、進めてまいります。本日の懇談テーマについて、竹澤副部長から説明をお願いいたします。
竹澤理事兼副部長
私から、懇談テーマ「若者の実践から考える脱炭素~未来のいいね!を岩手から~」について説明をさせていただきます。
地球温暖化が進行しています。こうした中で、再生可能エネルギーの導入や、ライフスタイルの転換を図りながら、豊かな暮らしの実現を目指していく脱炭素の取組は、世界的な潮流になっています。
本県においても、2030年度温室効果ガス57%削減、2050年カーボンニュートラルに向けた取組を進めているところです。県のこうした取組を進めるに当たりまして、県民の皆さんの行動変容を促すため、大学生等で構成するいわてカーボンフリー・アクション(ICFA)の活動支援などを通じて、若者世代と連携した情報発信等に取り組んできたところです。
また、温暖化防止岩手県民会議においては、若者の視点から脱炭素の取組を考えるワーキンググループが活動を行うなど、企業や金融機関等との連携によって、県全体で脱炭素を推進する動きも広がってきています。
本日お集まりの皆さんは、それぞれの立場から脱炭素の実践に関わっておられますので、これまでの、こうした取組を踏まえまして、若い世代である皆さんの視点から、アイデアや課題等について御意見をいただければと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
中里企画理事
それでは、懇談に入らせていただきます。
テーマに沿って、今副部長からも話がありましたが、現在の取組ですとか課題、そして今後の方向、御自身の抱負、そして県への期待なども含めましてお話を伺ってまいりたいと思います。
それでは、お一人ずつ大体5分程度でお願いできればと思います。お一人ずつお話をいただいた後、知事からコメントをしていくというような形で進めてまいります。それでは初めに大堀さん、お願いいたします。
大堀 倫果
私は今、主に環境活動として取り組んでいるのは、岩手大学環境マネジメント学生委員会及びICFA、いわてカーボンフリー・アクションの活動といたしまして、環境活動をいかに県民の皆さんであったり、もちろん自分たち学生全員が、いかにして環境活動を楽しく行えるかっていうのを目標に取り組んでおります。
ICFAのメインの活動としましては、古着を活用したエコバッグ作りであったり、環境マネジメント学生委員会の方では、楽しく幼稚園児の皆さんに、自然の大切さというものを、楽しく啓発活動といったものを行っております。
環境活動全体が、やはりごみの分別などに始まるものが多いと思うんですけれども、そういったものがやっぱり負担に感じる方々は活動していてすごく多いように思われるので、環境活動を行う上での負担というものを無くしながら、無くすために楽しく、行えればいいかなと思っております。
そう感じた経緯といたしましては、自分の卒業研究とも関わっているんですけれども、ゼミの一環で読んだ本で、環境保全はどうすればうまくいくのかといったタイトルの本がありました。
そういった本で重要として取り上げられていたのが、環境保全の事業を複数の関係者で行うには、関係者ごとの目標を複数持っておくことが大事だということだと書かれておりまして、例えば今、全国的に草地や森林の保全ということで、都民や都会の人々が、ボランティアとして農村地域の方に来ていただいて、一緒に草地や農村の保全活動を行うものがあります。
その活動を行う目的は、農村地域の方々は自身の農村の保全だったり、自分たちの地域の景観の保全に協力してもらえるっていうことでありますし、都会の方々はむしろ自然に触れたいっていう思いもあると思うんですけれども、どちらかというと、農村地域に行って農村の豊かな野菜であったりお魚であったり、そういったものを協力活動を通じて供給、得られるということで、関係者それぞれに目標が異なる、活動動機が異なるっていうことで、それを許容して、同じゴールであったり手段は同じであったとしても、活動にあたっての動機であったり、各々の目標にズレを、いい意味でのズレを把握しておくっていうのを本で学びました。
そういった中で、私たちの活動にどう生かすかっていうところで、私たちは県民の方々の行動変容であったり、ゆくゆくは脱炭素に向けて少しでも自然が良くなるように、そういう思いでもちろんありますけど、県民の方々であったり、子どもたちにはいかに環境活動を負担なく楽しく行えるかっていうものがすごく重要なんじゃないかと思っております。
特にその、古着を通したエコバッグをいろんな地域でやらせていただいて、実際に来てくださった方たちと話して聞いたことは、特にエコバッグ作りといったものが、小さいお子様の親御さんにすごい評判が良くて、それは古着を通したエコバッグが子どもたちの思い出の服を捨てなくて済むから私もすごく有り難いっていう言葉だったり、あと夏休みなど長期休暇の子どもたちの自由研究に、コストがかからず使えるからすごく有り難いというような言葉を親御さんから頂くことが多くて、子どもたちももちろん楽しい、そのエコバッグ自体がハサミさえあればできるといったもので、裁縫など難しい手段を用いないので子どもたちは楽しいと言ってくれますし、親御さんからはむしろ親御さんが捨てたくない服をリメイクできるといった、一つの事業で複数メリットというか、それぞれが感じるメリットが異なるといったもので、一石二鳥というか親御さんたちもそういったメリットを感じていただけます。
私たちも環境保全、脱炭素に向けた行動変容といったものがこうした形でつながることができるなと感じましたので、そういった形で環境保全だったり、環境活動といったものを強要というか、やらなくちゃいけないという形で学生であったり地域住民の皆様にするのではなくて、自発的にしてもらえるようにやっぱり楽しさであったり、そういった何か、ターゲット層がどういったことに心が動くかっていうものを中心にこれからも行っていけたらなと思います。ありがとうございます。
中里企画理事
ありがとうございました。それでは知事いかがでしょうか。
達増知事
子どもより親の方が、子どもの洋服を捨てたくない気持ちが強いってのは、そのとおりだと思いますね。
私も、小学生に温暖化授業を年に何回かやっていて、小学生に地球温暖化の仕組みを説明して、その後、二酸化炭素を出さないようにするにはものを燃やさないってことで、一つは、電気を節約すると良いですよっていうのと、ごみをあまり出さないようにリサイクルしたりすると良いですよっていうのを言うんですが、なかなか小学生に伝えるのに難しさも感じているんですが、(大堀さんは)幼稚園児にもやっていると。幼稚園児にはどんなふうに伝えているのでしょうか。
大堀 倫果
幼稚園児の方々には、「ごみ分別しよう」といった形では今やっていなかったんですけど、この前、幼稚園の方に出前授業というか活動といったもので行ったものは、水の大切さを教えるちょっとした動画を作成して、「水を大切にしよう」といったことで、大切にしようと言ってもあまり実感わかないかなと思ったので、ちょっと趣旨がずれちゃうかもしれないんですけど自由研究みたいな形で、ろ紙や石などを用いると泥水がきれいになるみたいなそういった、よく小学生などの子ども向けに行われている実験が結構ネットとかであるんですけれども、それを実際にやって、幼稚園児たちは、これだけで、泥水がこんなきれいな色になるんだっていう発見かもしれないですけど、まずその形で、水の大切さであったり、アフリカとかの国々で大切な水を使うために、往復何時間も歩いて入手しているという映像、NPOの方々が作られた映像がありますので、それを見せて、水の大切さというものを少しでも伝えられたらなというふうにしております。
達増知事
ありがとうございました。
中里企画理事
ありがとうございました。エコバッグはいいですね。私ももっと早く知りたかったなと。そういうアイデアがなかった。ありがとうございました。それでは続きまして坂下さんお願いします。
坂下 慶夏
私はアイーナの5階の、岩手県様から委託を受けて環境学習交流センターと地球温暖化防止活動推進センターを運営させてもらってるんですけれども。
達増知事
ありがとうございますね。どうもどうも。
坂下 慶夏
いつもありがとうございます。良い場所なので、すごく毎日のように相談に来ていて、これをやりたいんだけど、どうしたらいいかなっていうのを、毎日のように相談を受け、支援させていただく中で、何でこことここ、すてきな取組をしているのにつながってないんだろうって思うことが多々あって、それぞれすごいすてきな物が岩手県で生まれているのに、点はたくさん存在しているのにまだ線になってないなっていうふうに感じることが多々あって、もったいないなって思うと同時に、すごく今可能性を感じているところです。
私は10代の頃にドイツでちょっと過ごさせてもらった経験がある中で、ドイツ人がそこで大切にしているのは、まず環境問題も温暖化問題も、まず大人がもう本当に思いっきり楽しんで興味を持って、心の底から興味を示して楽しまないと、子どももその大切さに気付かないなっていうふうに感じていて、まず、子どもっていう前に、大人が全力で楽しめる場を、岩手にはこんなたくさん可能性があるんだから作ろうっていうところで、こちらの自主事業になるんですけれども、3年前から「おとなの遠足」っていうプロジェクトを立ち上げました。
それは、岩手の山と海をベースとして、大人がまず、例えば特定外来種のハンゴンソウを抜く活動を行って子どもに返ったように泥だらけになって楽しもうっていうイベントを先月も開催して、こちらにいらっしゃる岩手銀行の佐藤さんにも参加していただいたんですけれども、そういう体験とか、「海の遠足」においては、漂着物となっているものを楽器にしてそれを叩いて、汚いごみで終わるのじゃなくて楽しい道具に変わって、そうすることで我慢してごみを拾うっていうのじゃなくて、楽しみながら資源を循環させるっていう新しい概念がこのプロジェクトの中から生まれました。
大人がこれだけ全力で楽しんでいるからこそ、子どもも親の背中を見て成長するっていう言葉がありますように、その中で岩手の自然を知り、楽しみ、守りたいっていう意識が生まれてくるのじゃないかなっていうふうに感じています。
私たちがこれから目指したいものが、この点と点を線で結ぶ場を更に広げて、大人だけじゃなくて、子どもも場の中に入って企業を巻き込みながら、岩手の可能性をどんどんどんどん広げていきたいなというふうに強く感じています。
要望っていうよりも是非、可能性をみんなで集めて、より豊かな岩手を皆さんでつくっていきたいなと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
中里企画理事
ありがとうございました。それでは知事いかがでしょうか。
達増知事
なるほど、「おとなの遠足」楽しそうですね。外来種を引っこ抜くとか漂着物で楽器を作るとかですね、それぞれ義務感でやると作業という感じのやつが、遊ぶような感じでやるとがらっと楽しくなるんだなあと思いました。
ドイツで見たり聞いたりしたそういう楽しみ方で、こういう楽しみ方があるんだなっていうのなんかはありますかね。
坂下 慶夏
ドイツで何かを使って楽しむっていうよりかは、例えばドイツの川沿いで、皆さんが楽しんで、何もしないけど自然の中に一体となっていて楽しんでいる光景を見るのが、すごい豊かさっていうものにつながってくるかなっていうふうに感じましたし、この前の若者ワーキンググループの中でも、皆さんがこれは無理だろうっていう可能性を集めつつもそれが実際に形になっていく姿、ちょっとファンタジーでもいいから何か言ってみるっていう、大人の今までの経験があるからこそのファンタジーを言ってみて形にしていくっていうのが、岩手オリジナルの脱炭素につながってくるかなっていうふうに感じています。
達増知事
やっぱり、そもそも自然とともにいるとか自然の中にいることの本来の楽しさっていうようなやつがあるのでいろんな企画もうまくいきやすいんでしょうね。ありがとうございました。
中里企画理事
ありがとうございました。では次に熊谷さん、お願いいたします。
熊谷 太輔
私は、先ほど前段で申したんですけども、電気関係の仕事の中で特にLEDの仕事に力を入れております。この中で、基本的には私たちはお客様に利用していただく立場ですので、お客様に快適に、あとは安全に利用していただくことをモットーにやっております。
やはり鉄道であると他社さんのちょっと事例を出してしまうとあれなんですけども、事故が起きれば乗りたくないとか、やはり鉄道はちょっと危ないんじゃないか。私も正直自分で思うときがあるので、安全をまず第一に、かつ今目指しているのがプロフィールのシートにも書いたんですけども、LEDの更新に当たって、今LEDにするのは正直当たり前の時代なんですけども、その中で何を重視するかっていうとやはりイニシャルコストとランニングコスト。投資と、あと費用対(効果)ですね。そこに関して会社にはもちろんプレゼンはしているんですけども、その中で目に見えないところが出てくるので、あとはグラフ化したりだとか、そこをちょっと力を入れてやっております。
駅とかに関してはお客様に利用していただくので最優先なんですけども、やはり設備関係、技術職に関してはお客様から普段目に見えないところになるので、やはり花形の運転士だったりとか、駅員の方から比べると、何しているんだろうなっていうところがちょっとありまして、私も正直最初は、駅務の方を希望していたんですけども、会社の意向で設備関係の方をやらせていただいておりました。
正直電気系の学校卒業でもないので、本当にゼロスタートでやらせていただいていて、ただ、自分のやっていることが安全だったり、お客様につながるっていうのがもう確信できていますので、そこはとても楽しいところだなと思っております。
LEDの更新に当たっての悩みどころというのが、今あるPCBだったり、あとはアスベストの関係ですね、建屋だとどうしても目に見えないところから出てきますので、同じ工事事務所のところの建築関係だったりとか、あとはうちの方でも、全て処理したという報告は岩手県様にも報告しているんですけども、やはり古い建屋の中にどうしても出てくるものがあるので、そこに関しては事前に検査をして、正当な処理をしてというのを心掛けております。
あと、技術職の方の職場に関しての課題が属人化、また技術職の不足なんですけども、そこに関して私が並行して力を入れているのが、マニュアルの整備と、設計からやるに当たってまず現場は大事だよと。卓上で3時間かけるんだったら、5時間でも現場に行ってねっていうふうに声掛けをしておりました。やはりステップアップしていくためには基礎からやっていかなければいけないので、そこが技術職を育てる私の役職でもありますので、そこは継続してやっていきたいなと思っております。
中里企画理事
ありがとうございました。それでは知事いかがでしょうか。
達増知事
技術職は、電気も含めて誰かがやらなければなりませんので、また、誰にでもできるというわけでもなく大事な部分ですからね。安全の面で大事なところがありますし、一方不足気味でかつ属人化しやすいっていうのはあるんでしょうから。
一方で、みんなに技術マインドを持ってもらうようにするのがいいんでしょうね。これはデジタル化とかでよく言われますけどね。インターネット、最近はAIなんか、それぞれ職場に専門人材とかいるけれど、でもその人に頼るんじゃなくてみんなが少しずつ、広くそういうことをある程度知っておくっていうことがあった方が良く、LEDに関してもやっぱり、みんながLEDの基本的なことは知っていればそれをここにも使う、あそこにも使うとかいうふうな話が進みやすかったりするんだと思いますね。ということを感じました。
最近でどういうところにLEDを使うと効果があるとか、使うといいんじゃないかとか、そういうのはあります?
熊谷 太輔
事務所は大体終わってまして、お客様の駅だったりとか、あまりないと思うんですけどもトンネルにも照明が付いてまして、弊社だけじゃなくてJR貨物さんとか、あとは作業軌道系の方でやっぱり明かりがないと。今発電機も軽くなってますけども、やはり重量があるので、トンネルだったり暗い区間に関しても並行して更新を進めております。
達増知事
思えば、もともと東北本線という歴史ある路線だから、さっきはPCB、アスベストの話も出ましたが、古いだけに意外なところに意外なものが残ってたりするのかもしれませんけれど、新しくすべきところはどんどん新しくしていきましょう。ありがとうございました。
中里企画理事
ありがとうございました。それでは最後に佐藤さん、お願いいたします。
佐藤 亮佑
私のところはお伝えしたいことがまとめきれない可能性もあるので少し原稿も用意させていただいたというところでございます。よろしくお願いいたします。
私からは金融機関として、地域の脱炭素を推進するに当たっての課題であったり気付きなどお話させていただければと思います。
中小企業の排出量につきましては日本全体の約1割から2割ということで、一見少数に思えるかもしれませんけれども、企業数がとても多いですからカーボンニュートラルの達成にはこれらの中小企業の取組も不可欠になっております。
ただ地域の企業様とお話する中で感じることはですね、脱炭素は大切なテーマだと感じている企業さんも一定数いらっしゃる一方で、物価高騰であったり人手不足、あるいは後継者問題といった目の前の経営課題に比べるとどうしても優先順位を上げにくいという実情でございます。そのため、脱炭素だけを切り出してお話をさせていただいてもなかなか具体的な行動にはつながっていきません。ですから、脱炭素を単独の目標として捉えるのではなく、経営課題の解決の手段の一つとしてお伝えしていくことが非常に重要だと感じております。
特に、売上げ向上、コスト削減、人材確保、この三つの視点で捉えることが大切だと思っております。売上げ向上の視点については、脱炭素の価値というものは単に環境にいいということだけではなく、そこから生まれる共感であったりそういった付加価値にもあると思っております。地域や社会に配慮している姿勢、そうしたものを丁寧に発信していくこと自体が、他社さんとの差別化であったりその商品自体の付加価値にもつながっていくというふうに思います。また、省エネ性であったり効率性の高い商品であったりサービスを提供することも、これも環境面だけでなく、経済性の面でも選ばれる強力な武器になるのかなと思います。例えば、他県の事例にはなりますけれども、自社で窓の遮熱塗料を開発した建設会社さんがあります。これは真夏でも7度ほど温度を下げるような商品でございまして、エアコンの電気代が3分の1になったよというような事例もあるということで大手自動車部品メーカーを中心に導入が進んでいて、この企業さんにとっては売上げ拡大に大きく貢献しているという事例もあります。この会社さん自体は、従業員数10人未満の小規模の会社ではあるんですけれども、経済性のある商品・サービスを提供することで直接的な売上げ向上にもつながっていきますし、またこういった商品の提案を通じて、他の商品だったり受注の獲得にもつながるということで間接的な売上げ向上も期待できるかと思います。
また、コスト削減の視点ですね。脱炭素でいうと光熱費の削減というのがまず思い浮かぶかと思いますし、今の遮熱塗料の導入の方も正しく光熱費の削減にはなりますけれども、 それだけではなくてですね、例えば製造業においては、工程の見直しによる端材とか不良品であったりそういったものの歩留まりの改善とか、運送業においては配送ルートの効率化、そういったものもコスト削減と業務の効率化の両方につながってまいります。脱炭素をきっかけに業務全体を見直すことが、結果として経営の効率化にもつながっていくのではないかと感じております。
最後に人材確保の視点ですね。これからの採用であったり人材定着を考える上でも脱炭素の重要性っていうのは高まっていくかと思います。大堀さんのように若い世代の方が脱炭素に関心が高いという話もあるんですけれども、ただそういった若い世代の方あるいは求職者の方に脱炭素に取り組んでいますというふうにアピールするだけだとまだ十分じゃないのかなと感じます。むしろその脱炭素に取り組んでいる姿勢自体が、ちゃんと社会課題に向き合っている会社だとかですね、あるいは自分自身も挑戦できる職場だという、そういうふうに思ってもらう、印象につながることで、そちら自体が意味があるのではないかなと思っております。
我々金融機関の脱炭素化支援も単発の設備資金対応とか一時的な取組だけで終わらせるのではなく、取引先の経営課題にしっかり向き合いながらですね、企業価値向上策の一つとして、脱炭素を含むサステナビリティ経営支援を実践することができれば、我々自身も本業支援を行う長期的なパートナーとしてお取引先から選ばれる、そういった金融機関になっていくかなというふうに思っております。我々としては今年3月に、プロフィールにも書かせていただいたんですけども、「いわぎん脱炭素経営支援サービス」というものをリリースしまして、県内事業者さんの状況に応じた経営課題の解決に主眼を置いた伴走支援を始めております。今後も脱炭素をやるべきこととして、押し付けるだけじゃなくて、経営課題の解決、企業価値の向上につなげるような形で伴走していきたいと思っております。
ただ、その上で岩手県様と是非協力していただければなということが2点ありまして、お話させていただければなと思っておりました。やはりこれらの取組って、個社ごとに行うのではなく、地域ぐるみで進めることが重要ではないかなというふうに思っておりますので、一つは、例えば環境を所管する部署と、商工労政を所管する部署あるかと思いますけれども、その部門間の連携の方をさらに強めていただければなと思います。先ほどのとおり、目の前の経営課題への関心が中小企業さんにとっては最も高いので、生産性向上とか人材確保、そういった経営支援の中にですね、脱炭素を位置付けていただけるよう部門の垣根を越えた連携の強化をお願いできればと思います。
二つ目は、地域のそういった企業さんであったり、あるいは大学さんなどを巻き込んだ、産学官連携による脱炭素の推進枠組みの設立を検討していただけないかということでございます。こういったプラットフォームを作ることで、環境と経営支援、これを一体として考える体制を地域全体でですね、構築できないでしょうかというところでございます。例えば環境省の方で、「地域ぐるみでの脱炭素経営促進モデル事業」といった支援策を用意しておりますので、こういったものを活用して、枠組みを設立することができれば、更に中小企業の取組を1歩前に進めることができるのではないかと思っております。また、今、売上げ100億円を目指すような地域のトップランナー企業、こちらの創出であったり、それらへの支援も進んでいるかと思います。だからこそですね、こうした企業が数億円規模の投資を行う際に、初めの段階から環境の視点であったりとか産学官の視点をですね、かみ合わせることができれば、脱炭素を実装したこれからの時代に、人材であったり取引先に求められる100億企業を岩手から生み出すことができるのではないかというふうに思います。
我々金融機関も岩手の将来のチャンスと捉えてこういった取組を進めてまいりたいと思いますし、皆様とともに支援を進めさせていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。すみません、長くなりました。以上です。ありがとうございました。
中里企画理事
ありがとうございました。では知事いかがでしょうか。
達増知事
中小企業は、うっかりすると物価高騰対策とか人手不足対策とかで、そっちに集中すると脱炭素とかがおろそかになる傾向があるんですけれども、今話にあったように、売上げ向上、経済性、人材確保ですか。やはり脱炭素の姿勢を示す意義がたくさんあって、経営の基本としての脱炭素の姿勢っていうのが大事なんだなと思いました。
御社の岩山頭取も、脱炭素関係のピンバッジやネクタイをつけたりしていて、そういう先進性っていうのが、脱炭素固有の取組以外のあらゆるところに出てくるっていうことで会社の魅力になったりとかするんでしょうし、また、コスト削減、経済性みたいなところもちゃんとやる体制につながっているんだと思いますね。
そして、リクエストにありました地域ぐるみの産学官プラットフォームですか。岩山頭取にもメンバーになってもらっている「いわて未来づくり機構」あたりから、そういうのを広めていくと良いかもしれません。
そして、環境部門と経済商工部門の連携については、岩手県ではトヨタ自動車東日本が県の企業局のダムで水力発電した電気を使って、100%脱炭素工場っていうところで車を生産するっていうのをやっていって、それはヨーロッパで非常に好まれてですね、そういう自動車を買うという正に売上げにつながるんだそうで、経済性にもつながれば人材確保にもつながりますし、それはやはりトヨタみたいなところだから会社の方がすごいやる気もあればいろんなノウハウもあって、県も非常にやりやすかったんですけど、中小企業も巻き込んでそういうことがやれるような地域を作っていくっていうことが大事なんだと思いますね。ありがとうございました。
中里企画理事
ありがとうございました。産学官連携という意味では「温暖化防止いわて県民会議」という活動がありまして、大学、そして企業さん、そして県民の皆さんにも入っていただいて様々活動しているというのがあるので、それをまた充実拡大させていけばいいのかなっていうふうにお聞きしました。ありがとうございました。
それでは一通り皆さんから御発言をいただきました。この後は自由懇談ということにしたいと思うんですけれども、今皆様からのお話をお聞きいただいて、是非こんなことをもう少しということがありましたら、皆様の方から御発言いただければと思うんですがいかがでしょうか。ではお願いします。
佐藤 亮佑
引き続いて申し訳ございません。先ほど、私のところの脱炭素だけを単独として捉えるのではないという話に関連してなんですけれども、あるいは先ほどの坂下さんのお話の中で、外来種の駆除、オオハンゴンソウの話もございましたけれども、生物多様性の保全、ネイチャーポジティブという観点もですね、これも脱炭素と連動して取り組んでいく必要があるというふうに感じております。岩手県はもちろん農業・林業・水産業、一次産業盛んでございますし、自然の恵みというのがですね、日々の暮らしにとってとても大切であるのですけれども、その他にも例えば、半導体の製造業なんかは水資源をですね、洗浄のために非常に使用いたしますし、あるいはインフルエンザの特効薬タミフルも含めて薬というものもですね、多くが動物・植物からの原材料として作られております。そのため、温暖化が進んで例えば渇水が起きてしまうなどの自然資本が劣化したり、動植物の種が減少する、あるいは絶滅するということは、民間の企業さんの事業においても大きな影響を及ぼしますし、我々の暮らしあるいは命の危機にもつながることになります。もちろん生物多様性の損失の原因は温暖化だけではないんですけれども、最も大きな要因となっているのは事実なのかなと思います。
そのため環境省の方では自然共生サイトへの認定を通じて、生物多様性の保全を図っております。国や県が管理するのが自然保護区で、その他地方公共団体、民間企業等が管理するのが自然共生サイトですけれども、県内にも既に複数の共生サイトが登録されておりますし、現在登録を目指す企業、場所も増えております。是非これらの民間の活動を支援する、それはお金を出すということだけでなくて、例えばPRしていただくとか県民に知っていただくような取組も、御支援もですが御協力いただければと思います。
ちょうど昨日も、岩手銀行として盛岡市動物公園ZOOMOで、オオハンゴンソウの駆除の活動を実施してまいりました。もちろん我々の活動をPRしてほしいわけではなくてですね、同じような取組が各地で展開していただくような、そういうふうになってもらえればなというふうに思っておりますし、実際今後こういった自然保護の活動自体は大手企業にとっては単なるCSRではなくて、サステナビリティ情報開示、自然情報の開示の一つとして実施するような動きも増えてくると思います。
岩手県はとても自然豊かな場所でございますので、そういった場所が増えれば、森林系のJ-クレジットを大手企業さんが買うような流れに近いんですけれども、そこを、そういった共生サイト等を保護しようという企業さんが、資金面で支援を行ったりとか、あるいは直接的な人的支援で交流人口が拡大したりとか、そういった動きにもつながる可能性があるかと思いますので、是非とも脱炭素で一緒に考えていただきたいテーマなのかなというふうに思います。以上でございます。
中里企画理事
ありがとうございました。では竹澤副部長お願いします。
竹澤環境生活部理事兼副部長
ありがとうございます。実はですね、ネイチャーポジティブに関してこの6月議会でも、一般質問の中で議員さんの方から質問を頂いてまして、県としてはですね、この生物多様性を回復させて自然と共生した持続可能な地域づくりを進めていくために、市町村や関係団体と連携しながら、ネイチャーポジティブを積極的に推進していきますということを知事から議会で答弁いただいているところでございます。
今お話の中で御紹介のありました自然共生サイトですけれども、東北地方で39件、本県は6件ということで、企業さんですとか、学校さんですとか、様々な団体さんが取り組んでいらっしゃると思いますけれども、こういった活動が、やはり企業・団体の価値や認知度の向上にもつながると思っておりますので、県としても、是非こういった取組については積極的に、これから関わっていきたいと思っております。ありがとうございました。
中里企画理事
ありがとうございました。今の関係で、それこそ坂下さん何か、実際の活動とかでありますか、関連するようなお話とか。
坂下 慶夏
関連しているかはちょっと分からないんですけれども、おとなの遠足の連携メンバーである盛岡市動物公園さんと、あと東京大学の海洋研究所大槌沿岸センターの先生とよく交流している中でつながった一つのアイデアを実行した部分として、小水力発電をZOOMOの中に設置するっていうのを今回のおとなの遠足でも実施しまして、そういう電気を作るっていうことは大手の企業とかに頼るんじゃなくて、自分たちの身の回りにある自然の中でもできるっていうきっかけづくりが今回のおとなの遠足でできたと思います。ですし、そういうのを支援したいっていう方も多くいらっしゃるので、そういうアイデアを集めて、実際に岩手の資源で循環していくっていう仕組みを作れたらなというふうに感じました。
中里企画理事
ありがとうございました。他にはいかがでしょうか。熊谷さん、何か。
熊谷 太輔
弊社は第3セクターの会社で、岩手県様と、あと市町村の方から出資いただいてるんですけども、弊社もやはり予算繰りがちょっと厳しいところがありまして、弊社は起業当初に関しては岩手県様と各市町村様から補助金を頂いて、システム更新だったりとか設備更新を行っていたんですけども、現状岩手県様の補助金というよりは、東北運輸局という鉄道部門の方の補助金をメインで使っているんですけども、やはりそちらの方と今関係性がちょっと強いところがありまして、私としては岩手県の会社なので岩手県さんの補助金を、脱炭素の中でもポップな補助金をってことで提言させていただいたんですけども、岩手県の企業に対しての補助金の申請交付だったりとか、そこをちょっと、もう少し手軽にというか本当にポップにできるような仕組みづくりがあると利用しやすいのかなと。
私も正直それなりの役職はあるんですけども、弊社の社長が岩手県さんから来ているので、正直つながりがかなり強いと思っていまして、そこでさらに、使ってねっていうような関係性ができてくれば、タイアップという言い方あれですけども、例えば照明は岩手県の中でのお金でちゃんとやってますよ、ちゃんと回っているんですよっていうアピールもできるのかなと思っておりましたので、是非御検討よろしくお願いいたします。
中里企画理事
ありがとうございました。
竹澤環境生活部理事兼副部長
脱炭素の取組の中で、地域の中でお金が循環するようにっていう、IGRさんが設備投資をする際にその補助金はできれば県からっていうお話だったと思いますけれども、現状どういった補助金があって、これは国の補助金も含めてですけれども、どういったメニューをですね、御提示できるのかっていうのは、後で担当課の方に詳しくお話をさせていただければなと思います。この場ではですね、なかなかすぐ回答できるっていうものを持ち合わせておりませんでしたので、よろしくお願いいたします。
中里企画理事
ありがとうございました。他にはいかがでしょうか、何か。ではお願いします。
大堀 倫果
私から逆にお聞きしたいことがございまして、今行っているいわてカーボンフリー・アクションの活動は、岩手県庁の方々からの業務委託として、県民の方々の行動変容ということをモットーに活動を行っているんですけれども、ICFAの活動はすごく楽しく、他の大学の学生であったり県民の方と関わることのできるすごく貴重で楽しい機会を頂くことができて、すごく有り難く感じているんですけれども、やっぱり業務委託といった点で行動変容もしなくちゃいけないというところで、学生の楽しいだけでとどめちゃいけないとも感じているので、反対に岩手県庁の方々は今の学生のICFAの活動に対してどのように感じているのかであったり、どのようなことを期待されているのかを少しお伺いしたいと思います。
中里企画理事
ありがとうございました。ではお願いします。
竹澤環境生活部理事兼副部長
ありがとうございます。冒頭知事からもですね、脱炭素の取組に関して若い方々が長く地球と付き合うんだというようなお話があったかと思います。だから、ある程度年老いた私のような者がですね、責任を免れるわけではないんですけれども。
若い人たちが自分たちの未来を豊かにしたいんだ、持続可能な社会にしたいんだっていう気持ちは、若い人たちだけではなく私たちの世代にも響いてくるものだと思っていますので、学生さんたちのですね、そういった取組は非常に心強く思っていますし、そういった取組をですね、形は変えても続けていく必要があるものだというふうには思っております。これまで、4年生ということで来年の春には卒業されると思いますけれども、岩手で活動されたことも生かしながら、社会人になっても取組を続けていっていただければなと思います。ありがとうございます。
中里企画理事
ありがとうございました。他にはいかがでしょうか。何かありますか。
ちょっと私の方から、熊谷さんのプロフィールの中に、昨年度(環境に関心のある学生と県内企業の)マッチングイベントに御参加いただいたっていうことが書いてありまして、それこそ若い方というか、学生さんとの交流だったと思うんですけれども、その様子ですとか、あとはやっぱり先ほども人材確保っていう話から、若い方は企業のそういう温暖化対策とか環境の活動をしっかりと見て、企業を選んでいるというところがあると思うんですが、そのあたりで何か感じたことなどあれば教えていただければと思います。
熊谷 太輔
私も会社に入ってから技術の勉強会はあるんですけど、学生さんに向けたワークショップを初めてやってみて、結構いろいろ苦労したのが、どうすれば伝わるだろうっていうところがありまして、あとはやっぱ楽しくやりたいなっていうところがありまして、学生さんにクイズ形式で絶対外れるような、ちょっと意地悪じゃないんですけど、やってみたりとか、その中の一部として、蛍光灯を取り替えるのであれば、一般家庭でやるんですけど、LEDだとライトバーと言われる光源の取り替えは資格要りますかっていうのをちょっとやってみたところ、皆さん「要らないです」と。替えるだけなら要らないだろうってなるんですけど、照明器具のメーカーさんからは、有資格者にやらせてくださいだったりとか、私も気付きがちょっとありまして、あとは、実際工具を使ってみると危ないんですよね。手を切る可能性もありますし。でもそこをやって楽しかったっていう最後集約の意見を頂いて、やってよかったなと思いましたし、少しでも興味を持ってくれたことに対して感謝しておりまして、そのあとは是非我が社に入っていただきたいなっていうのをアピールしてましたので、来年度、2年後に入ってくるとうれしいなと思っております。
中里企画理事
ありがとうございました。いかがでしょうか。何か御発言ありますか。では坂下さんお願いします。
坂下 慶夏
脱炭素という視点からっていうわけではないんですけど、自分が沿岸で育った人間として、どうしてもこういうマッチングイベントを開催するってなっても、沿岸から来るっていうのがなかなか、来たいんだけどなかなか(来られない)っていう部分がしょっちゅう聞かれる中で、私としても沿岸の人にも平等にチャンスの機会を与えて、いい人材を生み出していきたいなっていうふうな思いがあるので、そこのボトルネックっていうか、解消していきたいなっていうふうに思っておりますので、よろしくお願いします。
達増知事
ちょうど、交通の便のポスター(知事席後ろの復興道路全線開通のポスター)が貼ってあるんですけどもね。
中里企画理事
環境パートナーシップいわてさんでも何かこれからのアイデアとか取組予定とかあるんでしょうか。
坂下 慶夏
一応、釜石東中学校さんと毎年、根浜の再生事業っていうことで毎年4回やっていて、その中で今の中学生っていうのは震災の時にお腹にいた子たちになっていて、でもそういう活動を年々積み重ねていく中で、自然の尊さだったり、自分の地元は自分で魅力を発見して皆さんに伝えていくっていう、良い感性というか気持ちというかっていうのは受け継がれているので、そういう気持ち、そういう体験っていう場を、東中学校の子だけではなく他の沿岸の学校でも開催して、感性っていうか気持ちの部分を大切に教育を手伝っていけたらなっていうふうに思っております。
中里企画理事
ありがとうございました。他には皆様からいかがでしょうか。何か御発言がありませんか。
すみません、また私から。大堀さんは森林の関係を勉強されているということで、今回岩手県で続けて大きな山林火災がありましたが、そのあたりは、何かこう思うところとか、研究に関係がしたのか、しなかったのかちょっとあれなんですけど、何か思うところがあったら教えていただけますか。
大堀 倫果
立て続けに岩手県で山林火災が起こっているということで、私の研究室の同期が山林火災について研究をしているんですけれども、大規模な山林火災が起きたということで、県内だけでの復興であったり山林の再生というのが難しいところで、東京の企業さんであったり、地方、県外からの支援者が結構山林の復興に来られていて、山林火災が起きたというところで全国的にもニュースで取り上げられていて、岩手県に縁もゆかりもないけど、その山林火災の復興に貢献したいと思ってくださる企業さんだったり、NPO法人の方々が県外に多くいらっしゃって、そういった方々の力を借りて、岩手県の山林を再生していくっていうことが、非常にすごい重要かなと思いましたし、山林火災を通じての子どもたちの教育事業といったことも施されていて、そういった、少しでも子どもたちに農林業の活性化であったり、岩手県の農林業のために少しでも、山林火災を通じて興味を持って復興に役立てていただけたらいいなと思いますし、山林火災を通じて地域外の方々が支援、岩手県のために何かしたいと思ってくださる方々がたくさんいらっしゃるので、そういった方々を逆に支援というか、NPO法人の方々が来たいと言ってくださっても受け入れる体制が整っていない事例というのを、他の、岩手県じゃないですけど他の事例で、支援をしたいと思ってもその支援を受け入れる体制がないから支援できないという声も研究の途中で論文とかで発見したので、そういった支援したいと思っている方々の受け入れといったものも、すごい重要なのかなと思いました。以上です。
中里企画理事
ありがとうございました。他にはいかがでしょうか。そろそろ終盤に向かっているのですが、もうこれだけはちょっと話しておきたいなとかっていうことがあれば、是非御発言いただければと思うんですが、いかがですか。では、お願いします。
竹澤環境生活部理事兼副部長
県の取組について、少し御紹介をさせていただきたいと思います。
先ほど佐藤さんから、県に対する要望ということで、地域ぐるみの取組がもっと広がっていくようにですとか、あと、県庁の中の環境部門と商工部門の連携がもっと強化されるようにというようなお話がございました。それは全くそのとおりだと思っております。県もですね、これまでやってこなかったわけではなく様々な取組をやってきているんですけども、その一例についてですね、ちょっと御紹介をさせていただければと思います。
地域ぐるみの取組について、先ほど知事から未来づくり機構ですとか、あと企画理事からですね、温暖化防止いわて県民会議といった、そういった会議体の話もございましたけれども、その他にもやはり市町村との取組が重要だなということで、県市町村GX推進会議という会議を設置しておりまして、また、この下にはですね、実務担当者の会議も設置しております。こういった市町村との連携を強化しながらGX、グリーントランスフォーメーションを進めていきたいと考えております。
あと、こういった取組を県が進めるにあたっては、副知事をトップといたしました最高脱炭素責任者(CGO)という職を、副知事に担ってもらっておりまして、脱炭素の取組は今までお話のあったとおり、部局横断的に、そして地域全体で取り組まなければならないということで部局の垣根を越えて取組が進むように、副知事をトップにした体制を組んでいるところです。県の取組の紹介でございました。ありがとうございました。
知事所感
中里企画理事
ありがとうございました。それでは、よろしいでしょうか。これだけは言っておきたいというようなことが何かありましたら、御発言をお願いしたいと思いますが、いかがですか。よろしいですか。
それでは皆様、ありがとうございました。最後に、知事からコメントを頂ければと思います。
達増知事
皆さんから脱炭素の広め方について、それぞれ今取り組んでいることとか、あと県でこういうふうにするといいんじゃないかとか、参考になる情報や意見を頂くことができて非常によかったです。
外来種を退治するというのも非常にいいと思いまして、オオハンゴンソウっていうんですね。私はあちこちでちょっと抜いてやろうかなと今、意欲が湧いてきてるんですけれども。
やっぱり人間っていうのは自然の一部だっていうことがやっぱり、それを忘れると脱炭素もおろそかになるんだと思うんですけれども、脱炭素に取り組みながら、人間も自然の一部だし、人間の体も自然でできているし、自然を大切にするとか自然のバランスをちゃんと取り戻していいようにするとかっていう感覚は、脱炭素の数字に役立つだけじゃなくて、いろんな人間の活動全体に良い影響をじわじわ及ぼしていくんだろうなということを改めて感じたところであります。
いろいろ具体的に、県としてやんなきゃなんないこととか、進めなきゃならないこととかも、確認できたと思いますので、今日の意見を参考にしながら、更に進めていきたいと思います。今日はどうもありがとうございました。
閉会
中里企画理事
皆様、本日貴重なお話を頂きまして本当にありがとうございました。今、知事からもお話がありましたように、頂いた御意見は県の関係部局と共有をさせていただきまして、県の施策に生かしてまいりたいというふうに考えております。
それでは、これをもちまして県政懇談会を終了いたします。
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