知事からのメッセージ 令和3年11月

ページ番号1047856  更新日 令和3年11月25日

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令和3年11月4日

11月4日、「第101回原敬忌追悼会」に出席し、次のとおり追悼の辞を述べました。

原敬を想う会、大慈会、原敬記念館などを構成団体とする「原敬100回忌記念事業実行委員会」の主催により、大慈寺において、「第101回原敬忌追悼会」が営まれますことは、岩手県民にとって大変意義深く、開催にあたって労を取られた皆様に、心から、敬意を表し、感謝申し上げます。

大正10年、1921年の、東京駅での遭難から100年。原敬さんをあつかう研究書や小説の出版、雑誌の特集も相次ぎ、原敬記念館の特別企画展など、様々な企画も行われています。インターネット上でも、原敬関係の情報や意見が盛んに発信されています。私たちは改めて、原敬さんの業績と人生について学び直し、理解を深める機会を得ています。

戊辰戦争直前の盛岡藩に生まれ、楢山佐渡の最期を受け止めて、その志を受け継ぎ、学業に励まれた少年時代。明治日本の立身出世主義の中で、己を曲げることなく、修養と研鑽に励み、認められて活躍の場を広げていった青年時代。

その疾風怒濤の前半生は、私たち岩手県民が「こうありたい」と念願する模範であり、特に岩手の青少年にとって、高い目標となるものです。

原敬さんが伊藤博文や陸奥宗光の下で働き、政党政治の確立によって、日本のデモクラシーを形作り、国民の生活向上と国の発展に尽力する、政治家の道を歩み始めてからの後半生は、主権者たらんと努める全ての日本国民にとって、汲めども尽きぬ思想と実践の宝庫です。

原敬さんが平民宰相となり、日本初の本格的政党内閣を組んで進めた主要な政策は、高等教育の充実による人材育成、鉄道などのインフラ整備による地方産業振興、そして国際協調であり、これらの政策が中断せずに続いていれば、日本は中国ともアメリカとも戦争をせずに済んだのではないかと考えさせられます。

また、教育と地方を重視し、国際協調を旨とする姿勢は、今日の我が国の進路を決めるにあたっても、道しるべになるものです。

まさに百年に一人というような偉大な政治家でありますが、その原敬さんは、地元盛岡、岩手のことをいつも考えておられ、日記にも数多く盛岡、岩手のことを記し、帰省の機会を確保することに努め、地元で多くの人たちと交流されていました。原敬さんのふるさとへの想いの強さを知る時、私たちは原敬さんとふるさとを同じくすることのありがたさ、かけがえのなさを深く感じるのであります。

第101回原敬忌にあたり、岩手県民は、改めて原敬さんのご遺徳をしのび、その志を受け継いで精進し、さらに次の世代が志を引き継いでいけるようにすることを、お誓い申し上げます。

原敬さんを慕う、あるいはまた、原敬さんに学ぼうとする、全ての方々に感謝申し上げ、その方々の思いが原敬さんに届いていることを信じ、そして原敬さんを巡る人の輪が一層広がることを期待し、追悼の辞といたします。

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第101回原敬忌追悼会

令和3年11月15日

11月15日、岩手県新型コロナウイルス感染症対策本部第43回本部員会議を開催しました。

昨日(11月14日)、県内で35 日ぶりに新規感染者1名が確認されました。感染された方には早期のご快復をお祈り申し上げます。 県民の皆様には、感染された方やその家族に対する誹謗中傷や差別的な行為を決して行わず、優しく接して頂くよう改めてお願いします。県内では、昨日、新規感染が確認されたものの、1か月を超えて新規感染ゼロが続くなど感染を抑えることができています。これは、ひとえに県民の皆様の御努力のおかげです。感謝申し上げます。全国の状況を見ても、東京都でも人口 10 万人に1人程度となっているなど、人と接触する機会があったとしても、誰かにうつす、また、誰かからうつされるという感染リスクは低くなっていると言えます。 県民の皆様には、マスク、消毒など基本的な感染対策をしっかりとした上で、社会活動、経済活動などを活発に行って頂きたいと思います。 現在、「いわての食応援プロジェクト」、「いわて旅応援プロジェクト」、「いわて飲食店安心認証店スタンプラリー」を実施しています。これらを活用して頂き、飲食店、 宿泊施設等を応援してくださいますようお願いします。 飲食店利用については、感染対策が整っている「いわて飲食店安心認証」店の利用を推奨します。 会食時の人数制限はしていません。会食の際は、人数に応じたスペースのある飲食店で、三密の一つの密も回避して頂き、短時間で、深酒をせず、大声を出さず、 会話の時はマスクを着用するなど、飲食店の感染対策に協力頂き、会食を楽しんでください。 季節性インフルエンザが流行する時期になりました。誹謗中傷等を恐れて、医療機関の受診を控えることがないよう、体調不良の場合には、早期に受診し、検査を受けて頂くようお願いします。

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岩手県新型コロナウイルス感染症対策本部第43回本部員会議

令和3年11月16日

11月16日、秋田市で開催された「令和3年度北海道東北地方知事会議」、「令和3年度北海道・東北官民トップ会合」並びに「第8回わきたつ東北戦略会議」に出席しました。

「令和3年度北海道東北地方知事会議」では、東日本大震災からの復興、災害に強い国づくりとポストコロナに向けた活力ある地方の実現について意見交換を行い、被災者の心のケア、新たなコミュニティの形成支援、主要魚種の不漁や新型コロナウイルス感染症の影響を受けている事業者への支援などに引き続き取り組むことや、旅行需要喚起については、東北ブロックへ誘客対象を拡大し、東北ディスティネーションキャンペーン第2弾のような取組が早くできるように、国も「地域観光支援事業」の対象を拡大するよう提起しました。

また、依然として東京一極集中の状況が継続していることから、地方創生の取組への支援や国による抜本的な対策について、引き続き国に強く求めていくことやILC(国際リニアコライダー)について、令和4年度中のILC準備研究所設立に向けた政府の積極的な対応と日本の主導による国際的な議論の更なる推進が重要であることを提起しました。

「令和3年度北海道・東北官民トップ会合」では、ポストコロナを見据えたデジタル化、DX(デジタルトランスフォーメーション)による産業振興について意見交換を行い、新型コロナウイルス感染症の収束後の方向性に関する認識共有を図りました。

「第8回わきたつ東北戦略会議」では、デュアルライフ東北の実現に向けた取組について、意見交換を行いました。

今後も、北海道・東北の産学官金のトップが、様々な課題を共有し、具体的な施策を通じて一体となって取り組んでいきます。

写真(1)
令和3年度北海道東北地方知事会議
写真2
令和3年度北海道・東北官民トップ会合
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第8回わきたつ東北戦略会議

令和3年11月20日

11月20日、岩手県立平泉世界遺産ガイダンスセンター開館記念式典を開催しました。

平泉の文化遺産は、平成23年6月29日に世界遺産に登録され、登録10周年を迎えました。この10年は、東日本大震災津波からの復旧・復興の10年でもあります。東日本大震災津波により甚大な被害を受けた本県にとって、戦乱の世に争いのない平和な理想郷を築こうとした奥州藤原氏の考えを表した「平泉」が、世界遺産に登録されたことは、大きな希望と復興の原動力となりました。

岩手県立平泉世界遺産ガイダンスセンターは、「平泉」の価値を広く世界中に伝え、人類の共通の財産として後世へ継承するための拠点施設として、令和元年10月に着工し、「平泉」世界遺産登録10周年という節目の年に柳之御所史跡公園内に開館する運びとなりました。これもひとえに、文化庁を始めとする関係機関、地域の皆様など、関係の皆様の御尽力、御支援のたまものであり、深く感謝申し上げます。

このガイダンスセンターは、世界遺産「平泉」の価値や、平泉文化に関わる研究成果等の学術情報を分かりやすく伝えるとともに、世界遺産及び関連する遺跡への周遊の出発点として、近隣施設や地域の皆様と連携しながら活用を図ってまいります。

また、世界遺産を将来の世代へ継承していくため、ガイダンスセンターの運営を通じて、世界遺産の価値や保存管理の重要性の理解増進につながる教育活動、普及活動にも積極的に取り組んでまいります。

本年7月には、一戸町の御所野遺跡を含む北東北の縄文遺跡群が世界遺産に登録され、本県は、三つの世界遺産を有することとなりました。本県の歴史や文化の多様性を示している「平泉」、「橋野鉄鉱山」、「御所野遺跡」の世界遺産の連携を図り、人類共通の永遠の宝として国内外に情報発信し、地域の発展につなげてまいります。

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岩手県立平泉世界遺産ガイダンスセンター開館記念式典

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