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合同追悼式での知事式辞(平成31年3月11日)

ID番号 N71793 更新日 平成31年3月11日

 平成31年3月11日(月曜日)に開催した「東日本大震災津波岩手県・久慈市合同追悼式」における知事の式辞を掲載します。

式辞(全文)

 東日本大震災津波から八年となる本日、岩手県と久慈市の合同追悼式を挙行するに当たり、尊い命を失われた方々の御霊に、岩手県民を代表して謹んで哀悼の誠を捧げます。

 八年前の三月十一日、我が国観測史上最大規模の巨大地震が生み出した凄まじい津波により、本県において、四千六百七十三名もの方々の尊い命が奪われ、また、この震災が原因となって四百六十七名の方が亡くなられました。
失った大切な御家族への想い、あるいは御友人への想いは薄れることなく、在りし日を偲ぶ方々の思いは一層深くなっているものと拝察いたします。
 また、今もなお、千百十四名の方々が、行方不明であります。八年という無情な時の流れを越えて、御家族の皆様の想いが報われることをお祈りいたします。

 ここ久慈市でも、防潮堤をはるかに超える巨大な津波により、郷土の先人達が長年にわたり作り上げてきた街や産業基盤が破壊され、大きな被害を受けました。
犠牲になられた方々は、美しい自然や豊富な農林水産資源に恵まれ、商工業が栄える久慈市において、水産業や農業、教育等の分野で活躍され、また、地域社会を支えていた方々でありました。失われたものは余りにも大きく、哀惜の念に堪えません。

 私たち、岩手県民は、犠牲になられた方々のふるさとへの思いを受け継いで、この東日本大震災津波の事実を踏まえた教訓や復興の姿を後世や国内外の人々に伝えながら、復興を進めていかなければなりません。

 今、岩手の被災地では、平成二十八年台風第十号による災害も乗り越えながら、復旧・復興の歩みが進んでいます。
 ここ久慈市でも、復興まちづくりや災害公営住宅の整備が完了し、市民の命を守る湾口防波堤や総合防災公園、復興道路などの交通基盤の整備、賑わいを創出する駅前複合施設の整備も進められています。白樺や琥珀、北限の海女など、豊かな自然と多彩な歴史や文化を有する久慈市の一層の発展が期待されています。
県では、これまでの復興の取組を引き継ぎ、来年度からは、現在策定中の新たな県の総合計画のもと、復興を更に進めて参ります。
 昨年は、被災した全ての県立病院と公立学校施設の復旧が完了するなど、暮らしの再建が進展したことに加え、本県初となる宮古港と室蘭港を結ぶフェリー定期便や、いわて花巻空港から台北、上海に国際定期便が就航するなど、復興道路の整備と合わせて、新しい交通ネットワークが広がり、観光や経済など様々な交流を深めることができました。
今年は三陸鉄道リアス線の開業や、三陸防災復興プロジェクト2019の実施、東日本大震災津波伝承館の開館、ラグビーワールドカップ2019TM釜石開催と、岩手三陸に注目が集まることから、復興の取組を進めるとともに、国内外へ東日本大震災津波の教訓や復興の姿を強く発信して参ります。

 これからも、復興の歩みは続いていきます。
私たちは、個人の尊厳を基本的価値とし、誰一人として取り残さないという理念のもと、一人ひとりがお互いに支えあいながら幸福を守り育てるための取組を進め、「いのちを守り、海と大地と共に生きる ふるさと岩手・三陸の創造」を目指して復興を進めることをお誓いいたします。

 犠牲になられた方々の御霊に、心から御冥福をお祈りし、御遺族の皆様の御平安を祈念申し上げ、追悼の式辞といたします。

平成31年3月11日


岩手県知事 達増 拓也
 

このページに関するお問い合わせ

復興局 復興推進課 協働担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-6945 ファクス番号:019-629-6944
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