<平成30年12月25日>【復興支援道路】一般国道340号和井内工区の完工式が開催されました!
平成30年12月25日(火曜日)、県が復興支援道路として宮古市中里地区から和井内地区で整備を進めてきました一般国道340号和井内工区について、和井内地区の「和井内ふるさと会館」において、来賓を含む関係者約40人の出席のもと、完工式を開催しました。
完工式

完工式では、テープカット、くす玉開披が行われ、工事中に橋梁の床版にメッセージを書いていただいた小学生のほか、岩手県ご当地キャラである「そばっち」も参加し、会場を盛り上げてくれました。
和井内工区は平成9年度に事業着手し、その後の時代の流れで道路幅員が変更になったほか、ルート見直し、東日本大震災津波による資材不足、台風10号災害対応など多くの課題をのりこえて完成した工区でした。これも、地権者様、地元住民の方々、施工業者、各関係機関の方々の御協力の賜物であり感謝申上げます。
また、本工区はすでに退職された方を含む多くの職員が携り、平成26年度からは長野県からの応援職員の方が監督員として本工区を完工に導きました。これも、皆様の御尽力の賜物であり、あらためて感謝いたします。






和井内工区の概要

一般国道340号は、陸前高田市を起点とし、北上高地を縦断しながら遠野市、宮古市などを経由し、青森県八戸市に至る幹線道路です。
平成8年には、避難・救助をはじめ、物資供給等の応急活動のための重要な路線として緊急輸送道路に指定され、平成23年の東日本大震災津波の際には、沿岸部の一般国道45号などが通行止めとなる中、後方支援拠点として機能した遠野市から沿岸部を結ぶ「命の道路」として、大きな役割を果たしました。
しかしながら、幅員狭小(最小幅員4.1m)・線形不良で大型車のすれ違いが困難な隘路区間となっており、また、歩道未設置区間もあることから、住民の安全で円滑な通行に支障をきたしていました。
このような区間の解消を図るとともに、緊急輸送道路としての機能を強化し、住民が安心して暮らせる路線を目指し、事業を進めてきました。
- 延長・・・4.89km
- 幅員・・・一般部 6.0(11.5)m 及び 6.5(12.0)m
- 事業期間・・・平成9年度~平成30年度
- 全体事業費・・・約56億円
- 主要構造物・・・橋梁5橋
- 永田大橋 90.0m
- 平沢大橋 41.0m
- 和井内大橋 54.0m
- 鞭牛下の橋 120.0m
- 鞭牛上の橋 54.0m
- 整備効果・・・宮古市新里地区~和井内地区で約6分の時間短縮
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