今年も農家の大切な牛馬をお預かりしています ~ 寄託放牧事業のご紹介

ページ番号2007035  更新日 令和5年6月23日

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 令和5年5月16日、外山畜産研究室神社山放牧地にて、5農場の種雄馬1頭、雌成馬2頭、子馬1頭及び明け2才馬2頭の計6頭の放牧を開始しました。開牧時には健康状態を確認し、無事に全頭、入牧することができました。6月9日にはチャグチャグ馬コに出場するため一旦下山し、立派に大役を果たした後、新たに親子2頭と雌成馬1頭を加えた計9頭で放牧を再開しました。馬は特に繊細な動物であることから、10月中旬の閉牧まで細心の注意を払いつつ、毎日の放牧看視を実施していきます。

 同じく5月23日には、外山畜産研究室小石川放牧地にて、4農場の日本短角種繁殖雌牛34頭及び子牛28頭を預かり、畜産研究所の種雄牛1頭とともに放牧を開始しました。開牧時には全頭体重測定し、栄養状態を確認するとともに、外部寄生虫駆除剤を塗布しました。また、毎日すべての個体を確認しやすくするため、人用の白髪染めを用いて1頭1頭のわき腹に放牧番号を染色しました。こうすることで、雨風の影響がある放牧地においても、1か月程度は番号が消えることなく確認できます。開牧後は毎日の看視作業で体調不良牛の有無を確認し、さらに3~4週間隔の衛生検査では、薬剤の再塗布及び栄養状態の確認を行い、10月中旬の閉牧まで、丁寧な飼養管理を継続していきます。

  • 草をはむ馬の写真

    神社山放牧地での馬の様子
    (令和5年5月16日 撮影)

  • 小石川放牧地での開牧の様子の写真

    小石川放牧地での牛(日本短角種)の様子
    (令和5年5月23日 撮影)

(畜産研究所外山畜産研究室 主任専門研究員 新井 勇児)

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