春まきたまねぎ＆夏どりブロッコリー試験の定植を行いました

　野菜研究室では、水田転換畑への野菜導入拡大に寄与するため、たまねぎとブロッコリーの栽培研究に取り組んでおり、4月20日までに春の定植作業が完了しました。

　たまねぎについては、令和4年度に秋まき作型の研究成果を公表しましたが、令和5年度は春まき作型収益向上につながる研究成果の公表を目標に、品種の特性把握等に取り組んでいます。また、前年度に引き続き本年度もたまねぎの全日本野菜品種審査会を、当センターを会場に開催する予定です。

　ブロッコリーについては、令和5年度から夏どり作型と秋冬どり作型の青果用に適した品種選定と、秋冬どり作型で冷凍加工に適した品種選定の試験を新たに開始しました。

　いずれの研究も開発技術のユーザーである生産者や流通団体、指導機関と連携してよりよい研究成果となるよう取り組んでいきます。

（園芸技術研究部野菜研究室　室長　山田 修）