あわ新品種、名前は「いわてあわこがね」に決定!

ページ番号2010611  更新日 令和6年4月24日

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 令和6年3月22日、ビオトープ芽吹き屋本店(花巻市石鳥谷町)を会場に、県北農業研究所が中心となり生物系特定産業技術研究支援センターの「イノベーション創出強化研究推進事業」で育成したあわ新品種(岩手糯11号)の名称発表会が開催されました。つやがあり鮮やかな黄色の粒という特徴から、公募により「いわてあわこがね」と名づけられました。

 「いわてあわこがね」は、従来のあわ品種に比べて多収でありながら稈長が短いのが特長で、そのため多肥栽培により倒伏の心配なく収量向上が見込まれる他、水稲用のコンバインでの効率的な収穫が期待できます。また、粒の黄色は加熱することで更に鮮やかな黄色味を呈するため、和菓子等の加工業者から高い評価を得ています。

 発表会では、ビオトープ芽吹き屋より「いわてあわこがね」を用いた新メニュー「焼粟(あわ)もちぜんざい」が振舞われ、参加した花巻農業高等学校の生徒からは「癖がない」「もちもちとした食感」「食べやすい」等の感想がありました。

 県北農業研究所では「いわてあわこがね」の作付拡大に向けて、今後も栽培技術の支援を行っていきます。

  • 参集者とこくっちによる集合写真

    参集者と「こくっち」による集合写真

  • 焼あわもちぜんざいの写真

    試食として振舞われた焼粟(あわ)もちぜんざい

(県北農業研究所作物研究室 専門研究員 福田 拓斗)

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