未来の岩手を担う生徒さん達に向けて ~ 一関一高で出前講座を行いました

ページ番号2010608  更新日 令和6年3月28日

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 畜産研究所外山畜産研究室では、令和5年12月14日、県立一関第一高等学校で出前講座を実施しました。この講座は、一関一高の地域連携講座及び附属中学校の未来探求講座として、地域の現状を学び、地域への興味・関心を高めるとともに、地域が抱える課題の解決方法を創造する力を養うことを目的に実施されました。当室へは、「ICTを活用した放牧牛の管理」についてリクエストをいただき、高校生と附属中学生合わせて21名を前に尾張上席専門研究員が農業大学校肉畜経営科の担任以来5年ぶりに教壇に立ちました。

 尾張上席専研の講座は、本県の畜産や当所の紹介に始まり、続いて当室が放牧に関するICT技術の研究成果として公表したBLEタグ(Bluetoothのひとつ)による放牧牛群の省力的個体確認技術、GPSを用いた放牧牛の移動距離の増加を目安にした転牧指標、ドローン空撮画像の解析による放牧地の植生診断技術を紹介し、さらに尾張上席専研が中学~高校生の頃、進路についてどのように考え、今の研究分野に興味を持ち、大学ではどのように学びを深めたかなどを伝え、濃密な60分間になりました。

 生徒の皆さんはメモを取りながら熱心に受講し、講座の後には、ICTや動物への興味がもっと深まった、産地維持の大切さやICT利用についての学びから地域貢献へ意欲が持てたなどの感想をいただきました。私たちの取組の紹介を通じて、未来の岩手を担う生徒さん達の進路決定の働きかけになれればうれしいです。

  • 講義の様子の写真

    私たちのICT活用の取り組みを紹介しました

  • 熱心に聴講する生徒の写真

    熱心に受講してくれました

(畜産研究所外山畜産研究室 首席専門研究員兼室長 山口 直己)

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