祝!横田啓上席専門研究員らが「第16回北日本病害虫研究会賞」を受賞!!
野菜研究室の横田啓上席専門研究員と熊谷初美専門研究員並びに佐々木達史専門研究員(現・久慈農業改良普及センター)が、第16回北日本病害虫研究会賞(研究報文部門病害分野)を受賞しました!
これは、横田研究員らが令和2年度の同研究会報に発表した「春まきタマネギ栽培における殺虫剤と細菌防除剤が収量と腐敗に及ぼす影響」の報文が高く評価されたものです。
タマネギの腐敗病は様々な原因により引き起こされ、出荷量の減少に直結する栽培上の大きな課題です。一般的には殺菌剤による防除が対策となりますが、「ネギアザミウマ等の害虫による加害も腐敗病に関連しているのでは?」という仮説のもと、殺虫剤と細菌防除剤を組み合わせて防除することで防除効果が高まることを明らかにし、報文にまとめたものです。
もともと虫害分野の専門家でもある横田研究員ならではの着想であり、病害分野での受賞は本人も意外だったようですが、この研究結果を軸に防除効果の高い薬剤の提示等を行った結果、現在は生産現場で広く活用される対策技術となっています。
受賞した翌日にもタマネギの害虫防除に関する研究発表を行うなど、タマネギ研究に関する情熱はとどまるところを知りません。今後の成果にも乞うご期待です!
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受賞式の様子
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翌日の口頭発表の様子
(園芸技術研究部長 菊池 真奈美)
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