家畜防疫&アニマルウエルフェアの所内研修を行いました

ページ番号2010177  更新日 令和5年10月26日

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 高病原性鳥インフルエンザや豚熱の畜産研究所への侵入を防ぎ、日頃の衛生管理を徹底し試験研究を安定して実施するため、また、今般「アニマルウエルフェア(家畜福祉)」に配慮した家畜の飼養管理が求められる国内外の動向を受け、職員の理解を深めることを目的に、令和5年10月18日に家畜防疫及びアニマルウエルフェアの所内研修を実施しました。

 講師を務めていただいた中央家畜保健衛生所の佐々木中小家畜課長からは、豚熱と高病原性鳥インフルエンザの発生状況、消毒薬の効果的な使用方法、伝染病の予防とまん延防止の考え方について講義いただきました。消毒薬の特性や農場に病気が入ってまん延するまでの条件等を分かりやすく教えていただき、毎日の消毒作業を再確認する良い機会となりました。特に石灰の使い方は質問が多く、助言いただいた内容は場内や畜舎の消毒効果をより高めると考えられました。

 アニマルウエルフェアの基準を知り取組を深めることは、畜産物の安全・安心とSDG’sにつながり、消費者の畜産や畜産物への良い印象を高めるために大切なことです。そこで、アニマルウエルフェアに関する国の指針について、過日オンラインで説明のあった内容の伝達研修を行いました。日頃の飼養管理で当たり前に行っていたことがアニマルウエルフェアの基準に合致していることも多いこと、アニマルウエルフェアに配慮した飼養管理が生産性の向上につながることなど当所の飼養管理を再確認しました。

 今後も場内の衛生と防疫対策を徹底するとともに飼養管理を適宜見直し、家畜の健康・快適性に配慮しつつ研究成果の発信に努めます。

  • 所内研修の様子の写真

    所内研修の様子

  • 講師の佐々木中小家畜課長の写真

    講師の佐々木中小家畜課長

(畜産研究所家畜育種研究室 室長 茂呂 勇悦)

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