きゅうりの低コスト暖房試験を開始しました!
県北農業研究所園芸研究室では、県北地域にも適応可能なきゅうりの低コスト暖房技術の開発に取り組んでいます。本試験では、低コスト区、慣行区、無加温区を設け12月まで栽培し、各ハウスの生育および収量、燃油消費量等を調査しています。
低コスト区では、暖地で行われている株元加温技術を参考とし、きゅうりの株元を小型トンネルで被覆し、トンネル内部とハウス床にそれぞれ暖房機と連結した温風ダクトを設置しています。
令和4年度は、低コスト区および慣行区を同じ設定気温で栽培したところ、低コスト区の株元気温および地温が慣行区より2℃高く推移し、1割の増収を確認しました。
令和5年度は、低コスト区の設定気温を慣行区より2℃下げた状態で栽培し、収量を維持した状態で燃油コストを低減できるか検証します。
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トンネル被覆で株元加温
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収穫も順調です!
(県北農業研究所園芸研究室 専門研究員 中村 太紀)
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