のびのび・すくすく・大きく育て ~ 牛馬の寄託放牧事業
外山畜産研究室が行う重要な業務に、農家の牛や馬を預かる寄託放牧事業があります。放牧は、飼料費の節約や労力軽減だけでなく、自然交配による繁殖の場でもあります。本年も5月下旬から、神社山放牧地に馬の親子9頭、小石川放牧地には日本短角種の親子80頭が放牧されました。
9頭の馬は、6月11日に3年ぶりに開催されたチャグチャグ馬コに参加したのち、また戻ってきて10月までのびのび暮らしています。32頭の日本短角子牛は、母牛の母乳を飲みすくすくと成長していますが、まだ幼いことから急な傾斜地で怪我をしていないか、病気になっていないか、毎日看視が必要です。
秋には母馬・母牛は新たな命を宿し、幼かった仔馬・子牛は元気に成長し、生産者のもとにお返しできるよう日々取り組んでいます。
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放牧後さっそく青草を食む馬
撮影日:令和4年5月17日 -
体重測定後、山に放牧された牛
撮影日:令和4年5月24日
(畜産研究所外山畜産研究室 主任専門研究員 新井 勇児)
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