春まきタマネギでは本州初! ~ タマネギ品種審査会(春まき極早生)が開催されました

ページ番号2005499  更新日 令和4年8月8日

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 園芸技術研究部野菜研究室では、水田転換畑でのたまねぎの生産性向上に向けてさまざまな研究に取り組んでいます。しかし、東北地域の春まきたまねぎに使用可能な品種は極めて少ないため、品種選定に大変苦慮しています。このため、岩手県内で栽培可能な有望品種の確保を目的として、令和4年8月2日に一般社団法人日本種苗協会主催の「全日本野菜品種審査会(タマネギ・春まき極早生)」を、農業研究センター・本部を会場として開催しました。

 春まきたまねぎの主産地である北海道以外での審査会の開催は今回が初めてということもあり、当研究室では半年にわたり準備を行ってきました。審査用のたまねぎは2月上旬に播種、4月中旬に定植し、その後も雑草防除や病害虫防除、畦間かん水等、随時管理作業を継続してきました。

 審査会では、官公審査員や種苗メーカー等16名が採点に加わり、立毛審査ならびに収穫物審査を実施しました。その結果、1等特別賞の「七宝交配 E-134」をはじめとする入賞品種が選定されました。今回の入賞品種が現地の安定生産に貢献する日を夢見て、今後も品種選定試験を継続する予定です。

  • 立毛審査の様子の写真

    立毛審査の様子

  • 収穫物審査の様子の写真

    収穫物審査の様子

(園芸技術研究部野菜研究室 上席専門研究員 横田 啓)

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