すぐ使える！研究成果が盛りだくさん ～ 令和4年度研究成果発表会を開催

　令和4年7月4日、農業研究センター本部（北上市）で「令和4年度岩手県農業研究センター研究成果発表会」を開催しました。この発表会は、当センターが開発した新技術や最新の試験研究成果を関係者に紹介し、生産現場での活用促進を図ることを目的としており、今回で4回目の開催となります。

　今回は水稲、畑作物をテーマに会場内での発表を行った他、屋外で成果の一つである「低コストRTK-GNSSデータロガー」を搭載した管理機の操作実演、パネルディスカッションによる研究員との意見交換を行いました。成果を“聞く”だけではなく、実演や意見交換を行ったことにより、参加者の理解も一層深まった様子でした。

　また、実施後に行ったアンケートでは、「成果を活用したい」「こんないい成果があったとは知らなかった」という好意的に加え、もっと別の視点で生産性の向上につながる研究を求める意見もあり、研究機関として顧客のニーズを直接伺える良い機会となりました。

　今回発表した成果の他にも、まだまだ有用な成果がありますので、ぜひ当センターのホームページをのぞいてみてください。

発表成果名一覧

発表した成果	担当研究室	発表者
水稲栽培におけるほ場水管理システムの省力効果と節水効果	水田利用	田村和彦
近年の水稲新配布系統について	作物育種	藤岡智明
麦・大豆における緑肥の導入効果	土壌肥料	横田紀雄
ダイズ紫斑病に対する効果的な防除体系	病理昆虫	西村穂花
ポット苗田植機に適した雑穀の育苗法	県北・作物	吉津祐貴
低コストRTK-GNSSデータロガーの特徴	生産システム	山口貴之

（企画管理部研究企画室　上席専門研究員　阿部 将久）