りんどう栽培の常識が変わる!? ~ イイこといろいろ「千鳥疎植栽培法」

ページ番号2005406  更新日 令和4年7月1日

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 令和4年6月24日、センター本部(北上市)において、令和4年度岩手県園芸産地改革戦略推進会議技術対策部会・園芸産地改革ネットワーク合同りんどう検討会が開催されました。

 検討テーマの一つとして、令和3年度に、当センターの研究結果をもとに県が特許を取得した「千鳥疎植栽培法」(特許名:「リンドウの栽培方法」、特許第6881721号)について紹介しました。

 「千鳥疎植栽培法」とは、通常よりも定植間隔を広く確保することで定植苗数を減らす栽培法のことで、種苗費の低減をはじめ、定植や株仕立て等の作業を省力化することができます。さらに、株当たりの仕立て本数を増やすことで増収も目指せることから、簡易で高い改善効果が期待できる栽培法として、参加者の注目を集めていました。

 現在は、早期の普及拡大に向けて、需要期出荷用品種での技術確立に取り組んでいます。

注 「千鳥」とは互い違いに苗を植えることです

  • 検討会の様子の写真

    検討会の様子

  • 千鳥疎植と通常植えの比較写真

    「千鳥疎植」(左側:株間36センチ)と「通常植え」(右側:株間18センチ)の比較

(園芸技術研究部花き研究室 花き研究室長 内藤 善美)

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