「温故知新」センター設立時のよもやま話を伝えるセミナー開催

ページ番号2006636  更新日 令和5年1月10日

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 令和4年12月27日、生産環境研究部ゼミ「農業研究センターの成り立ちと土壌」を開催し、他部署からも含め約40名の職員が参加しました。

 講師は、土壌作物栄養研究室長や環境部長などを歴任された多田勝郎氏が務め、農業研究センターの発足(平成9年)当時の経緯や、ほ場予定地の土壌の特徴、造成時に行われた排水対策や土壌改良などについて解説していただきました。

 当センターは北上市の北部に位置しますが、県内各地にあった農業試験場(現滝沢市)や園芸試験場(北上市)、蚕業試験場(現奥州市水沢)を統合再編する際の組織検討や、この場所が選ばれた経緯のほか、今となっては目にすることのない造成中の試験ほ場の地下構造などの写真を映しながら、センター敷地の土壌が、設立前からほ場整備でどのように変わってきたのか、また、ほ場ブロックごとの土壌の特徴など、現在の職員は知らない約30年前の話に、参加した職員は興味深く聞き入っていました。

 セミナー終了後、講師を務めた多田氏に対して、土壌肥料分野の研究に長年取り組んでこられ、その経験から過去のデータの見直しや、課題化、成果の取りまとめなど、若い研究員の範となる業務姿勢に感謝し、中南所長から表彰状が贈られました。

 多田氏からは、「令和3年4月から1年と9か月、以前から疑問に思っていたことに取り組むなど、楽しく仕事をさせていただいた」との言葉をいただき、私たちも業務に楽しく取り組めるようにしたいものだと感じました。

  • 講演中の多田勝郎氏の写真

    多田勝郎氏による講演

  • 多田氏と中南所長の写真

    多田氏(左)と中南所長(右)

  • ほ場整備状況の写真

    ほ場整備状況

  • 暗きょ施工及び水田コンクリート枠ほ場の写真

    暗きょ施工、水田コンクリート枠ほ場

(生産環境研究部土壌肥料研究室 室長 横田 紀雄)

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