牛の管理上の創意工夫をPR!~ 農家団体の視察見学を受け入れました

ページ番号2005912  更新日 令和4年11月14日

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 令和4年10月5日、畜産研究所では新型コロナ感染症対策でしばらく制限していた一般視察を、久しぶりに再開しました。今回の来訪者は、盛岡市玉山地区で黒毛和種を生産する玉山和牛繁殖研究会5名で別称「男塾」を名乗り精力的に活動しているメンバーです。

 黒毛和種と日本短角種の子牛、繁殖牛の飼養に関する外山畜産研究室の研究成果や低コストな飼養管理方法等を説明しながら、視察者らの飼養方法などもお聞きしました。厳しい飼料や資材高騰の折、建設費用が安価に済む「冬季屋外飼養技術」や自給飼料の活用につながる「黒毛和種育成牛へのTMR 給与技術」は、当研究室の研究成果の中でも強く興味を示されたようでした。

 また、研究の話だけでなく、当研究室の職員が創意工夫で取り組んだアイデアとして、放牧地の野いばら駆除のためのバックホーの自作アタッチメントや、牛房の出入り口の自作マンパスなどを紹介したところ、大変関心を持っていただきました。1時間という限られた時間ではありましたが、「牛を管理するうえでの工夫をもっと聞きたかった」との声をいただきました。

 今回は、盛岡農業改良普及センターのコーディネートでしたが、今後も当研究室では視察見学を随時受け付けておりますので、興味のある方は直接またはお近くの普及センターまでお問い合わせください。

  • TMR給与の状況を見学中の写真

    育成牛へのTMR給与で発育良好!

  • 自作アタッチメントを付けたバックホーの写真

    職員の創意工夫が詰まっています!

(畜産研究所外山畜産研究室 上席専門研究員 尾張 利行)

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