岩舘康哉上席専門研究員が日本植物病理学会東北部会「地域貢献賞」を受賞！！

　病理昆虫研究室の岩舘康哉上席専門研究員が、令和4年9月28日、日本植物病理学会東北部会（会長：藤 晋一　秋田県立大学教授）から「地域貢献賞」を受賞しました（受賞タイトル「東北地域の果菜類に発生する難防除病害の生態と防除に関する研究」）。

　これまで精力的に取り組んできた「キュウリホモプシス根腐病における転炉スラグを用いた総合防除技術の開発」と「ナス果実小陥没症の原因解明と防除対策の確立」の研究成果が、東北地域の農業発展に大きく貢献するものであると高く評価されたものです。

　この「地域貢献賞」は平成19年度に創設されたもので、本県関係者では、平成21年度の仲谷房治氏（元中央農業改良普及センター所長、元農業研究センター生産環境部長）、平成30年度の猫塚修一氏（受賞当時病害虫防除所、現農業研究センター病理昆虫研究室上席専門研究員）に次いで3人目の受賞となります。

　受賞した岩舘上席専門研究員は「今後も生産者のためになる研究に取り組みます」と受賞の喜びとともに、若手職員の活躍への期待を述べておりました。

　また、岩舘上席専門研究員の指導を受けている当研究室の西村技師は「専門家の皆さんからも研究業績が認められて素晴らしいです」と、先輩を見習って自分も生産現場の課題解決を最優先に考えなければならない、と話していました。

（生産環境研究部病理昆虫研究室　首席専門研究員兼室長　藤沢 巧）