適期ギリギリ、スイスイ散布 ~ ダイズ紫斑病の無人ヘリ防除試験

ページ番号2004480  更新日 令和4年1月27日

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 病理昆虫研究室では、本年も無人ヘリを利用したダイズ紫斑病防除試験を実施しました。1回目の散布は、お盆明け直後を予定していましたが連日の風雨に妨げられたため、担当者の胃が痛くなるほど(?)防除適期幅ギリギリの8月23日まで順延し、続く2回目の散布を8月30日に実施しました。

 無人ヘリでの散布は専門業者に委託したので、試験薬剤の種類が多かったにもかかわらず散布作業はあっという間に終了しました。その一方で、無人ヘリの飛行時間より、各試験薬剤の調製・入替、吐出量調査、残液量調査、薬液の落下状況を確認する感水紙の設置・回収等の各作業に多くの時間が割かれました。両日とも散布直後には降雨がなかったので、防除効果は今後明確に現れると思います。

 なお、無人マルチローター(ドローン)によるダイズ紫斑病やマメシンクイガの防除では、無人ヘリより効果が劣りますのでご注意願います(詳しくは別添の試験研究成果を参照してください)。

  • 散布直前の確認の様子の写真

    薬液の吐出量や飛行速度等、散布直前の確認

  • ドローンで大豆畑へ薬剤散布中の写真

    ダウンウォッシュにより大きくしなる大豆

(生産環境研究部病理昆虫研究室 首席専門研究員兼室長 藤沢 巧)

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