現場後代検定候補牛3頭を選抜!!~「花金福」「隆照」「菊福茂」

ページ番号2004491  更新日 令和4年1月27日

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 いわて和牛改良増殖対策事業推進協議会(県、農業団体等で構成)は、畜産研究所種山畜産研究室が主体となって実施した令和2年度直接検定の成績などを基に、「花金福」、「隆照」、「菊福茂」の3頭を令和5年度の現場後代検定候補牛として選抜しました。

 本年10月から、前期(10月1日から11月30日)「花金福」、「隆照」、後期(11月1日から12月31日)「菊福茂」の予定で試験交配を実施し、候補牛1頭当たり40頭の検定牛を生産する計画となっております。皆様の御協力をよろしくお願いいたします。

「花金福(はなかねふく)」

 産子がロース芯面積88cm2、BMS No.12を出している「みきてい3」に糸桜系県有種雄牛「花金幸」を交配して生産されました。ゲノム育種価は令和2年度直接検定牛の中で全項目2位以上であり、バランスの取れた改良に貢献できるものと期待しています。

「隆照(たかてる)」

 ゲノム育種価で選抜された基礎雌牛「はなこのこ」に「美津照重」を交配して生産されました。脂肪交雑のゲノム育種価も高く、これまで判明している県有種雄牛の中でナンバーワンを誇ります。

注)名号重複により今後変更予定です。

「菊福茂(きくふくしげ)」

 基礎雌牛かつ育種牛の「ふくしげ」が母(令和4年度現場後代検定牛「福太郎3」(父は金太郎3【気高系】)の母と同一)であり、田尻系県有種雄牛「菊勝久(きくかつひさ)」の後継牛第1号となります。

注)名号重複により今後変更予定です。

  • 「はなかねふく」の横向きの写真と育種価のレーダーチャート

    「花金福(はなかねふく)」

  • 「たかてる」の横向きの写真と育種価のレーダーチャート

    「隆照(たかてる)」

  • 「きくふくしげ」の横向きの写真と育種価のレーダーチャート

    「菊福茂(きくふくしげ)」

(畜産研究所種山畜産研究室 技師 工藤 大和)

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