日本短角種の種雄牛候補の予備選抜が始まりました

ページ番号2004500  更新日 令和4年1月27日

印刷大きな文字で印刷

 岩手県は、日本短角種の改良のために各地域にある牧野で計画的に生産された約220頭の雄子牛の中から、12頭を種雄牛候補として購入し調査・選抜を重ね、約6年の年月をかけて優秀な種雄牛を作出し、県内の生産地域に供給しています。

 種雄牛の作出は、発育や体型、血統、良質な牛肉を生産するための能力等をもとに雄子牛を選抜・確保することから始まります。このために畜産研究所では県内の牧野を巡回し、母牛と一緒に草原ですくすく育っている雄子牛を直に確認する予備選抜を行っています。

 令和3年度は、7月1日の二戸市・大清水牧野を皮切りに、7月27日の葛巻町・上外川牧野まで県内12か所を巡る予定です。予備選抜を終えると、関係機関で協議の上12頭を最終選抜し、10月には検定牛が畜産研究所に集合し「いわて短角牛」を支える次世代の種雄牛の作出が行われます。

  • 候補牛の体型審査中の写真

    候補牛の体型審査をする担当研究員
    撮影日:令和3年7月1日、二戸市・大清水牧野

  • 基幹種雄牛「ふくはる」号の写真

    肉量・肉質に優れ、雄大な体躯を兼ね備えた基幹種雄牛「福春」号

(畜産研究所家畜育種研究室 主査専門研究員 安田 潤平)

このページに関するお問い合わせ

岩手県農業研究センター 畜産研究所 家畜育種研究室
〒020-0605 岩手県滝沢市砂込737-1
電話番号:019-688-4328 ファクス番号:019-688-4327
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。