雑穀研究を支える「三本の矢」~ 最先端の技術、肉体労働、そして研究者同士の連携

ページ番号2004503  更新日 令和4年1月27日

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 県北農業研究所では、公益財団法人岩手生物工学研究センター(略称:生工研)と連携して雑穀の新品種育成に取り組んでいます。この研究では、当所が保有する国内・海外の雑穀品種・系統と、生工研の最先端の遺伝子解析技術を組み合わせて、優れた特性の新品種を効率的に育成することを目指しています。

 例年、当所内のほ場で研究材料となる雑穀を栽培しており、定植作業は当所と生工研の研究者が共同で行うことが恒例となっています。本年(令和3年)は、6月11日に総勢20名で定植作業を行いました。

 この日は、県北地域でも気温30℃を超える真夏日となり、熱中症対策として水分補給を行いながら約20アールほどの畑にあわ、きびの苗を定植しました。体力的にはつらい面もありましたが、作業の合間には研究者同士で研究の進捗状況や課題について情報交換するなど、連携関係を深める機会になりました。

 今後も2つの研究機関がそれぞれの得意分野を活かしながら調査やデータ解析を進め、雑穀の生産振興につながるよう、新品種のデビューに向けて試験を継続していきます。

  • きびの苗を手植え中の写真

    各系統の苗を取り違えないように注意しながら植えていきます

  • 両研究所の職員による記念撮影の写真

    作業終了後、両研究所の研究員で記念撮影
    (皆さん少しお疲れの表情??)

(県北農業研究所作物研究室 主査専門研究員 菅 広和)

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