普及とタッグで実証スタート! ~ 黒毛和種育成牛のTMR給与実証に向けて

ページ番号2004506  更新日 令和4年1月27日

印刷大きな文字で印刷

 畜産研究所が発表した、黒毛和種の育成牛にTMR(混合飼料)を給与することで餌の自給率を高め、飼料代も減らす試験の成果について、八幡平農業改良普及センターと和牛繁殖農家2戸における実証の取組が、この春から動き始めました。

 活動の第1弾は、TMR調製です。令和3年5月12日、午前8時に畜産研究所に普及センターと研究所の勇士9人が集結し、TMRの調製を行いました。イネWCSとコーンサイレージをメインに大豆粕やとうもろこし圧ペン等の単味飼料を加えミキサーで撹拌し、コンビラップで梱包・密封すれば発酵TMRの完成です。イネWCSとコーンサイレージの量はTMRミキサー内蔵の計量器で簡単に測定できますが、単味飼料は人力での計量・投入となり、手間がかかります。

 この作業については、丸一日かかることを見込んでいましたが、機械のトラブルもなく順調に進みました。午前中には、9月以降に2戸4頭の育成牛が食べるTMR約12,000kg(ロール22個分)をずらりと並べることができました。

  • 飼料をミキサーに投入中の写真

    単味飼料の投入

  • 調製したTMRのロールの写真

    調製したTMR

(畜産研究所外山畜産研究室 主査専門研究員 尾張 利行)

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

岩手県農業研究センター 畜産研究所 外山畜産研究室
〒028-2711 岩手県盛岡市藪川字大の平40
電話番号:019-681-5011 ファクス番号:019-681-5012
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。