黒豚も超音波で診断 ~ 県内生産者の黒豚肉量調査

ページ番号2004511  更新日 令和4年1月27日

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 中型で肉質・食味が良いとされる黒豚(バークシャー種)は、品質にこだわる生産者により純粋種生産が行われ、各地で独自のブランドが確立されています。一方で肉量が少なく、脂肪が厚くなりやすい品種であることから、畜産研究所では、これらの改良に取り組んでいます。

 また、生産拡大の一環として、能力調査を終えて選抜された研究所生まれの育成豚を県内養豚農家に提供しているほか、生産者の育成豚も調査し、より肉量が多く余分な脂肪が少ない豚を選抜するお手伝いをしています。

 今回は、調査を継続している岩泉町内の農場にお邪魔して、生後6~8か月齢の育成豚の超音波診断を行いました。これらの豚は将来の親豚候補で、ロース(背中の筋肉)は太く、背脂肪は厚すぎないのが理想的です。人懐っこい豚達は、おとなしく診断を受けてくれ、これまでの取り組みの成果でしょうか、画面には理想的なロースがしっかり映っていました。

  • 超音波測定中の写真

    測定助手(左奥)は若き三代目

  • 超音波画像の写真

    超音波画像(ロースが太い)

(畜産研究所家畜育種研究室 上席専門研究員 西田 清)

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