小さな区画に多くの力が集結! ~ 水稲除草剤試験の試験区を設置しました

ページ番号2004514  更新日 令和4年1月27日

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 水田利用研究室では、新たに開発された水稲作用除草剤の効果解明、及び雑草の発生状況や栽培形態に対応した効果的な雑草防除の確立のため、水稲除草剤試験を行っています。本試験では、様々な種類の除草剤を使用することから、プラスチック製の波板(アロン板)と木製の板で囲った3~5m2の試験区を200程度設置しています。

 試験区の設置については、例年、研究室職員と農薬メーカーの協力を含め30名程度で作業を行っていますが、新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、前年度に引き続き本年度も、農業研究センター、中部農業改良普及センター及び農業普及技術課農業革新支援担当で協力できる職員を募って作業することとしました。

 作業当日の5月11日は、農業研究センター内の田植えされたばかりのほ場に、関係機関の職員24人が集まり、板運び~板の打ち込み~土留めの作業を行いました。作業は順調に進み、午前中のうちに設置を終えることができました。

 今後、試験区ごとに除草剤を散布した後、雑草調査、除草効果・拡散性・薬害の観察、水稲の生育・収量調査を行っていきます。

  • 板入れ作業の様子の写真

    板入れ作業
    木槌で地面に垂直に打ち込みます

  • 土留め作業の様子の写真

    土留め作業
    漏水しないよう隅を泥で塗り固めます

(生産基盤研究部水田利用研究室 室長 小野寺 健一)

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