農大生が学ぶ!牛に優しいカウコンフォート

ページ番号2004571  更新日 令和4年2月2日

印刷大きな文字で印刷

 畜産研究所では、令和2年6月17日、農業大学校の1年生17名(肉畜経営科10名、酪農経営科7名)を対象に研修を行いました。午前中は、超音波画像診断装置を使った肉質診断や妊娠鑑定などを行い、午後はカウコンフォートについてスライドを使って勉強してもらいました。

 カウコンフォートとは「乳牛の快適性」と訳され、牛のストレスをできるだけ除くものです。
 例えば、牛の採食がしやすいようにエサ場や水飲み場を清潔にして十分な量の飼料を用意したり、快適な気温で過ごせるように換気をしたり、ゆっくり休息ができるように柔らかなベッドを整えるなど、牛にとって快い環境をつくることで、牛が健康的に牛乳を生産できるようになります。
 このように、牛にとって優しい環境にすることで、人の労働環境や経営も改善し、よりよい酪農経営へとつながっていきます。

 今回の説明は学生にとっても初めて聞く内容だったようですが、10月には第2ラウンドとして「牛群検定」について研修する機会があります。その時には、牛に関する関心や理解がもっと高まった畜産の将来を担う彼らに再会できることを楽しみにしています。

  • 妊娠鑑定の説明を聴く学生の写真

    妊娠鑑定の説明を聴く学生

  • カウコンフォートの講義を受ける学生の写真

    カウコンフォートを学ぶ学生

(畜産研究所家畜飼養・飼料研究室 専門研究員 髙橋 優希)

このページに関するお問い合わせ

岩手県農業研究センター 畜産研究所 家畜飼養・飼料研究室
〒020-0693 岩手県滝沢市砂込737-1
電話番号:019-688-7316 ファクス番号:019-688-4327
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。