農薬使用者の責務を再確認 ~「農薬適正使用研修会」を開催
県などが共催している「農薬危害防止運動」(毎年6月1日から8月31日)の一環として農薬管理使用アドバイザーや関係機関などの農薬適正使用指導者等を対象とした研修会を、令和2年6月26日(金曜)に開催しました。
今回は、新型コロナウイルス感染予防対策を取りながら、人数を制限しての開催方式となった中で約40人の参加をいただきました。
まず、県の農薬危害防止運動の取組について農業普及技術課から、農薬取締法に定める使用者責務が「農薬を知る。理解する。正しく使う。」ことにあること、また、本年度は「農薬は周りに配慮し正しく使用」をテーマとして推進していることなどを紹介しました。
次に、病害虫防除所から、農薬残留基準超過の過去の事例や原因などを解説し、法令に定める農薬使用者の遵守事項等として、農薬ラベル表示の確認による使用基準の遵守、散布器具の洗浄、使用実績記帳などが重要であることを周知しました。「『防除器具の洗浄方法』が具体的で分かり易かった」などのコメントをいただきました。
さらに、産地直売施設における農薬適正使用に向けた取組事例の紹介では、「産地直売施設での農薬適正使用に向けた取組事例は大変参考になった」、「研修会の内容は地元の産直組合員にも広く周知したい」などの感想をいただきました。
病害虫防除所では、今後も病害虫発生予察情報等を通じ、農薬の使用基準等の農薬を使用する者が遵守すべき基準について、継続して周知し、安全安心な産地づくりの推進の取組を進めていきます。
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研修の様子(1)
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研修の様子(2)
(岩手県病害虫防除所(病害虫防除部病害虫防除課)主査 藤田 章宏)
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