広い畑もドローンでパシャ! ~ 空撮画像解析によるデントコーン畑の雑草植生把握

ページ番号2004575  更新日 令和4年2月2日

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 外山畜産研究室では、岩手大学農学部の動物科学科草地学研究室との共同研究により、平成30年度からドローンと空撮カメラ及び画像の処理ソフト等を活用し、牧草地等の空撮画像から植生や裸地の状態を効率的に把握する技術の開発に取り組んでいます。

 最終年度となる令和2年度は、飼料用トウモロコシ畑において雑草の発生・繁茂の状況をドローン搭載カメラで撮影した画像情報から把握する手法について検討しています。

 耕起後の播種時(5月28日)から、トウモロコシの葉が繁茂してくる7月中旬まで、概ね2週間隔で撮影し、表土、トウモロコシ、雑草の状況を画像の色情報から識別しながら、その画像内の位置と割合を算出しています。この結果をもとに、圃場の雑草が繁茂している状態を把握し、効率的・効果的な除草作業(除草剤の散布適期把握、雑草繁茂部分限定散布等)につなげていきます。

飼料用トウモロコシ畑の空撮画像
調査飼料用トウモロコシ畑(約6ヘクタール)の空撮(可視光・オルソ化)画像例
撮影日:令和元年6月7日、高度150メートルから撮影
筋状の薄緑:発芽伸長し始めたトウモロコシ
不規則な濃緑の塊:雑草

(畜産研究所 外山畜産研究室 主任専門研究員 吉田 力)

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